マスクを長時間着けていると蒸れてきたり匂いがこもったりしてきます。
そんなときにオススメなのがアロマスプレー!
これを使い始めると、マスク生活の必須アイテムになってしまいます。
手作りすると消臭効果だけでなく、抗菌・抗ウィルス・美肌効果も兼ね備えたアロマスプレーが作れたりもします。精油や無水エタノールなどの材料を買うといっぱい作れるので惜しみなくマスクに振りかけられるのでオススメです。
私はアロマテラピーを学んでいたので手持ちの精油が多こともあり、数種類の精油を調合しました。
私が調合した精油も紹介しますが、全部揃えると結構金額がかさむので好きな香りの精油を1つに絞って作っても十分です。
用意する材料
●精油(エッセンシャルオイルとも言います)
●無水エタノール
●精製水(水道水でも可)
●スプレー容器(精油やアルコールに強い素材のものを使うこと)
●計量容器(ミニビーカーなど)
注意点
精油(アロマオイル)
肝心要の材料となる精油は品質が確かなものを選びましょう。
ヨーロッパでは精油を医療に使っている国もあるので精油が薬局に置いてあったりしますが、日本では雑貨扱いです。そのため取扱店によって品質がピンキリ。精油をよくわからない溶剤で希釈したものも多く出回っているので精油を買うときは品質が確かな物を選びましょう。
今回はマスク・スプレーとして使うので肌に付いても安心感のある「NARD ナード」と「生活の木」の精油を使いました。この2社以外にも精油を専門に扱っているメーカーがあります。
精油は忌避事項のある取り扱い注意のもあるので、初心者の方はアロマ専門店で相談して買うのをオススメします。人気のある柑橘系の精油は紫外線に当たるとシミが出来やすい作用があったりするので私は日中に使わないようにしています。(この作用を処理してある精油も出ているのでお店で確認して買いましょう)
純粋の精油は濃度が濃いので肌に直接触れると刺激が強いものがありますので、取り扱いには注意してください。
無水エタノール
無水エタノールは薬局で購入できます。
精油と精製水って油と水なので溶けないのです。
そこで無水エタノールが精油と水を溶けやすくしてくれます。
無水エタノールは1本1400円くらいして、1回のアロマ液を作るのにちょっとしか使わないのですが、無水エタノールと精製水で消毒用アルコールも作れたりもします。
薬局に行くと、無水エタノールよりも価格が安めの消毒用アルコールなどもありますが、アロマテラピーで使う場合は無水エタノールがオススメです。無水エタノールは精油を希釈するだけでなく、精油が付着した容器を洗うのにも使います。アロマの調合で使用したビーカーなどは無水エタノールで精油を拭いてから洗剤で洗うとよいです。
スプレー容器
100均で売っているものでも大丈夫ですが、オススメは遮光のガラス器。
プラスチックなら対薬品性や対アルコール性が高い物を選ばないとプラスチックが溶ける可能性もなきにしもあらず。
主なプラスチックの特性と用途についてはこちら
私はPE(ポリエチレン)のスプレー容器とガラス製のアトマイザーを使いました。
マスク用アロマスプレーの作り方
アロマスプレーを100ml作る容量になります。
濃度2%の分量で書いていますが、敏感肌で心配な方は精油の量を減らして作ってみてください。
①無水エタノールを20ml計る。
②無水エタノールに精油を40滴入れる。
精油は1種類でも数種類使ってもOKで、総合計が40滴になるように入れる。
ここで、無水エタノールと精油をよく混ぜておく。
③精製水を80ml入れる。
精油と精製水が馴染むように精製水を少しずつ入れ、よく混ぜる。
(一気に80ml入れてしまうと精油と混ざり合わず分離してしまうかもしれないので。でも分離しても大丈夫です。スプレーを使う前によく振ってから使うとちゃんと良い香りがします。)
④スプレー容器の蓋を閉めたら完成!
作ってから1週間は毎日ボトルを振ってアロマ液を熟成させると更によいです。
スプレー容器の大きさによって調合する量を変えてください。私は面倒がりなので、100ml容器に作ってから携帯用のミニスプレー3つに取り分けています。
使用した精油
精油独自が持っているとされる作用や効用の一部を抜粋しています。
あくまで期待値で、気休め効果といったところ。
ローズウッドやゼラニウムは美肌効果も期待できるのでマスクスプレーにも使ってみました。
ローズウッド
抗菌、殺菌、免疫刺激、抗真菌、抗ウィルス作用等があり、
流行性感冒、咽・喉頭炎、気管支炎、鼻炎などの症状にも効果を期待できるとされています。
ゼラニウム
抗感染症、抗菌、抗真菌作用等があり、気管支炎などの症状に効果を期待できるとされています。
ティートゥリー
抗細菌、抗菌、免疫調整、抗ウィルス作用等があり、
流行性感冒、咽・喉頭炎、気管支炎、花粉症、咳などの症状にも効果を期待できるとされています。
レモングラス
抗菌、抗真菌、抗ウィルス作用等があるとされています。
ユーカリ・グロブルス
皮膚刺激が強いので妊産婦・幼児には取り扱い注意の精油ですが、私は未使用のボトルが自宅にあり今回は滴数を少なくして使ってみました。
去痰、抗ウィルス作用等があり、流行性感冒、咽・喉頭炎、気管支炎などの症状にも効果を期待できるとされています。
アロマ専門店には、い~っぱいの精油がズラリと並んでいます。どれがいいか迷うと思うので店員さんにマスク用に使いたい旨を伝え、その中で好きな香りをチョイスするとよいかも。選んだ精油に忌避事項がないかも店員さんに聞いてから買うと安心です。
マスク・スプレーの使い方
スプレーする前に容器をよく振る。
マスクの外側にスプレーする。
アロマスプレーは香水のように持続時間は長くありません。
リフレッシュしたい時や香りが弱くなったら随時スプレーして使ってください。
マスクの匂いや蒸れもアロマスプレーをすると清涼感が出て香りで癒されます。違う香りの物を作ってシーンに合わせて使い分けるのも良いと思います。これからはWithコロナになると思われるのでアロマスプレーでマスク生活をエンジョイしましょう!
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