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手作りアロマスプレーでダニ予防!ダニが嫌がる香りでダニ除け対策

ダニ対策と防ダニに効果的な精油
ひのき・ヒバ・杉・シナモン・クマリン

 

いくら掃除していても寝具やカーペットには必ずダニがいると言われていますが、日本でダニに刺されたことがない私はさほど気にもせず生活していました。それが・・・梅雨明け早々の朝、目が覚めるとなんだか体がかゆいのでパジャマを脱ぐと上半身に赤い湿疹が出ていたんです。痒いよー!なにこの湿疹?あせも?帯状疱疹?ダニ?と原因が分からない上に痒みが引かないので皮膚科に行ってみたら、あせもでしたwww。クーラーの温度を上げて寝ていたせいで寝汗をかき、一晩で広範囲にあせもが出来ちゃったようです。あせもは薬を塗ったら2日で引き、原因がダニでなくてよかった。でもまあ、これを機にダニ除けスプレーを作ってダニ対策もしてみることにしました。

ダニ対策って何があるのか、アロマでも効果があるのかを調べてみた結果、ダニ除けに効果的な香りがあることが分かりました。

 

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ダニの高繁殖条件

ダニは高温多湿になると繁殖力がパワーアップすると言われています。温度が20℃~30℃、湿度60~80%の環境をダニは好み、6~9月の高温多湿の時期が発生のピーク。

冬でも暖房を使って結露が生じると布団などにも湿気がたまりやすく、ダニは寒い時期でも繁殖できる条件下にあるといわれています。

 

ダニ対策

ダニに刺されることがなくても、ダニの糞や死骸がハウスダストとなりこれを毎日吸ってしまうことでアレルギーになってしまう人も多いほどですよね。何かと厄介なダニ。できるだけダニが嫌がる環境を作って自分は快適に過ごしたい。自宅でできるダニ対策は以下の通り。

●ダニを死滅させるには、布団乾燥機で50度以上の高熱を30分以上加える。
高温で乾燥させるには、コインランドリーの乾燥機でも可能なようです。

●吸引力の強い掃除機(350W)で吸い取ると約90%のダニが紙パック内で死滅するそうです。

●ダニは湿度が55%以下になると生息出来ないらしい。

●ダニが嫌う香り成分を含んだアロマシートを寝具に敷く使うと防ダニができる。

 

ダニが嫌がる香り

ダニ対策を調べていくと、ダニが嫌う香りがあるというのが分かったので、どんな香りが苦手なのかを更に追求。

ひのき、ひば、杉などの香りはダニの繁殖が抑えられることが分かっているようです。ダニはヒノキの木屑の中で死滅するということが実験で確認されていて、布団やカーペットの下に敷く防ダニシートにヒノキの香りが使われているものがあるようでした。

特に強力なのが「クマリン」の成分らしく、この臭いの元ではダニは1日で全滅するとか。ほんまかいなと疑いの目で見てしまう話ですが、ダニ予防効果があるならばと私はアロマスプレーに使ってみることにしました。この「クマリン」という成分ですが、桜餅に使われる桜の葉の香りがクマリンなのです。独特な香りですよね。クマリンは毒にもなり得る成分なので使用時には注意が必要になります。桜餅を普通に食べる分には大丈夫なのでご安心を。

 

ダニ除け・ダニ予防の精油

ダニ除け・ダニ予防に効果が期待できそうな精油を調べた上で私が使用した精油は以下の四つ。この四つを自分好みの香りに調香してアロマスプレーを作りました。

ダニが嫌がる香りって肌に刺激がある精油が多いので敏感肌の人は低濃度でお使い下さい。
精油は成分を濃縮した物なので妊産婦・子供・アレルギーがある方は特に取り扱いが要注意になります。

 

シナモン・カッシア

ダニが死滅すると言われている香りのクマリンが入っている精油です。

シナモン・カッシアの精油は皮膚が荒れる成分を多く含んでいるので希釈して必ず低濃度で使うことが大事。そのため、妊産婦や乳幼児の使用は控えた方がいいと思われます。

 

ダニ除けスプレーを作ろうとサーチしていたら、シナモンやクマリンについて思わぬサイド情報を見つけてしまいました。内閣府食品安全委員会の情報によると、クマリンは食品として大量摂取すると発癌性や肝障害を示すとのデーターがありました。食品としてのシナモンについての情報はこちら

クマリンは使用量次第で薬にも毒にもなる成分のようで、化粧品や香水に使われていたり、抗血栓薬などの医薬品にも使われていたりもします。シナモン・カッシアの精油は香りが強烈なので大量に使う人はいないと思いますが、使用量に気をつけて使ってください。

ひのき・ひば・杉

この木の香り成分にダニ防除効果があり、主な香り成分(α-ピネン、リモネン)はリラックス作用もあります。

ヒノキのダニ効果については、森林総合研究所のヒノキ実験を参考にしました。

レモングラス

ダニ・ノミ・シラミなどの昆虫忌避の特性があります。
自律神経による緊張を緩和したり誘眠作用もあるとされています。

皮膚が荒れる成分を含んでいるので希釈して低濃度で使うことが大事。

ティートゥリー

ダニ・ノミ・シラミなどの昆虫忌避の特性があります。
抗ウィルスや気管・呼吸器にも効果があるとされています。

皮膚を刺激する成分を含んでいるので希釈して低濃度で使うことが大事。

 

ダニ除けスプレーの作り方

材料

  • 50mlのスプレー容器(アルコール対応のもの)
  • 精製水(ミネラルウォーターでもOK)
  • 無水エタノール(薬局で購入)
  • 好みの精油(アロマオイル)
無水エタノールを使う理由についてはこちらを参考にどうぞ。

作り方

  1. スプレー容器に無水エタノールを10ml入れる。
  2. アロマオイル(精油)を20〜40滴加え、容器を軽く振って混ぜる。
    (20滴で濃度2%、30滴で濃度3%、40滴で濃度4%)
  3. 精製水を40ml加え、容器のふたをしめ、よく振って混ぜて完成。
    精製水を入れると白濁することがありますが問題ありません。毎度よく振ってから使ってください。
無水エタノールの量を増やしても問題ありません。無水エタノールを増やす場合は精製水を減らし、無水エタノールと精製水の合計が50mlになるようにしてください。

シナモン・カッシアの香りが強烈なので分量に気をつけてください。レモングラスを入れたことでシナモン香が抑えられ爽やかさがでました。

使用上の注意

今回使用した精油は色が濃いので、布等にスプレーする場合はシミになる可能性があります。まずはティッシュに吹きかけてみたり、目立たない部分で試してから使用してください。

私はシミになっても構わないところにスプレーしています。枕やクッションは中身にスプレーし、ベッドはマットレスに吹き付けてカバーをかけて使っています。アロマスプレーは揮発性なのですが、枕は顔に近いため念のためカバーを二重にして肌に直接触れないようにして使っています。

 

自宅でお手軽ダニ駆除方法

これは私独自のお手軽ダニ駆除の方法なんですが、夏に繁殖が活発になるダニということなので、真夏の直射日光を利用して高温状態を作り、さらにダニが弱る手作りアロマスプレーで追い打ちをかけてみよう作戦です。アロマスプレーは希釈しているとはいえ、高温の状態で火を近づけると引火の恐れがあるので火気は厳禁。

●真夏の炎天下の車内温度がめっぽう高温になるので、寝具やクッションにアロマスプレーをかけて車内に置いておく作戦。ただし、車内に香りが残っても大丈夫なようなアロマブレンドにしておかないと苦手な香りだと車に乗った時に気分が悪くなってしまいます。(車内の温度についてはJAFの実験結果を参考にどうぞ)この作戦は車内の高温だけでダニー達が昇天しそうなのでアロマスプレーは不要かもしれない。

●黒いビニール袋に寝具やクッションを入れて密封し、直射日光が当たる所に置いておく作戦。
ダニは50度以上の高熱を30分以上加えると死滅するそうなので、アロマスプレーを寝具類に振りかけてから黒いビニール袋に密閉して直射日光下置いておけばダニー達は耐えられないに違いない。

 

 

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