沖縄の離島【浜比嘉島】
離島ドライブ・観光・見どころ
浜比嘉島は「神の住む島」とも言われるほど神を祀る拝所や御嶽(うたき)が点在していて、昔からの祭事も数多く行われている島。
東の御嶽(アガリのうたき・シヌグ堂)は、浜比嘉大橋を渡って直ぐの所にあるので行きやすい場所にあります。メジャーな観光スポットではないけど、巨大なガジュマルがド迫力に鎮座していて圧倒されました。正直期待せずに行きましたが、巨大ガジュマルがある拝所の場所がなんとも神秘的な雰囲気だったので自然と厳かな気持ちになりました。
11月に行ったにもかかわらずヤブ蚊が物凄くて、肌を露出してると指から足先まで場所を選ばず刺されまくるので蚊除け対策は必須です。
場所
シヌグ堂の目の前は浜漁港で、海に面した所にあります。
ブログ内に掲載しているGoogleマップは拡大・縮小できるので、指やマウスで画面を動かすと拡大・縮小できます。見たい大きさに調整してください。
Googleマップ上では住所があるんですよね。
沖縄県うるま市勝連浜229
カーナビにこの住所を入力してドンピシャで行けるかはちょっと分かんないけど。
↓シヌグ堂の入口には小さいけど看板も出てました。
駐車場
駐車場は特にないようで、シヌグ堂の入口に数台止められるスペースがあります。
↓画面左側の平地がシヌグ堂の入口で、私が行ったときは誰もいなかったからここに車を止めました。
あの、冒頭で書きましたがヤブ蚊が凄いんで、ここで車のドアや窓を無防備に開けっ放しにしてると容赦なく蚊が入っきます。車の出入りは素早く!
夏のハイシーズンだと立ち寄る車が増えるかもしれません。道路に面しているので通行の邪魔になるようだと、近くの浜漁港緑地公園の駐車場に車を止めるといいかもしれません。
上の地図ではシヌグ堂が見切れて写ってないけど、シヌグ堂は画面の左側にあります。地図は動かせるので拡大・縮小して見てください。
シヌグ堂の入口
来てる人が誰もいないし、どこにどこまで続くのか見通せない入口だったから不安がちに歩いて行きました。
なんせ道の奥が暗くて見えないし、鬱蒼と茂る木々の中に入っていくのがちょっと怖かったり。
でも道は平坦で、ビーサンでも全然大丈夫。(ただし蚊には食われまくるけど)
東の御嶽(シヌグ堂)
ビビリながら森の中を歩いたけど、すぐに視界が開けて巨大なガジュマルが目に飛び込んできました。
ガジュマルは物凄く立派な枝振りで、木漏れ日がなんとも神秘的で厳粛な雰囲気が漂ってました。ここの空気感がこれまた素敵で、心が安まるその雰囲気を満喫したいからガジュマルを見上げたりして立ち止まってパワーを感じる。。。どころではなく、立ち止まるとすかさずヤブ蚊が刺してくるんですよね。
もうパワースポットを満喫どころではなくて、蚊に刺されないように絶えず手足を動かしてないとダメで、始終ジタバタしてましたw。
写真を撮るために一瞬立ち止まってシャッターを押す瞬間でも指を刺されたりするから大変。
写真が何枚もブレちゃって、蚊から逃げるようにして車まで戻りました。
11月だったから蚊除けスプレーを持ってきてなかったのが失敗。沖縄は11月半ばでも半袖で十分なほど暑かった。
↓海の時化(シケ)を祈る祠がガジュマルの後ろにありました。
ここのガジュマルは見る角度によって七変化します。
今にも動き出しそうな躍動感いっぱいのガジュマルがとにかく迫力ありました。
太陽の方を向くと光りが差し込んで神秘的な雰囲気がムンムンでした。
ガジュマルを見てキジムナーって本当にいてそうと思ったのは初めてかも。
最後になっちゃったけど、ここ「東の御嶽」がなぜ「シヌグ堂」と呼ばれているのかというと、海が荒れて時化(しけ)るとこを祈願する場所だから。
旧暦の6月28日と8月28日にその祭事が行われています。(年2回)
琉球三山時代に戦に敗れた武将・平良忠臣とその一味たちがシヌグ堂に逃れてきて身を隠し、島民に頼んで島の周囲を警備してもらい難をしのいだという故事があるそうです。
だから敵が海を渡って来れないように、海が荒れて時化るのをここでお祈りしたのが始まりなんだとか。
漁師が多い離島なのに時化を祈願するなんて何かの間違い?どういうこと?と思っていましたが、昔の逸話を知って納得しました。
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