初めて城南宮のしだれ桜を見に行きました。
私が訪れたのは4月中頃で、しだれ桜が満開の時でした。
京都は桜と紅葉の時期は市内中が猛烈激混みですが、ここの桜は市内のソメイヨシノが終わってから楽しめます。庭園に入るには数百円必要(600円だったかな)ですが、私が行った平日の16時前だと人もまばらで車も止めることができました。
ここの桜は神社の庭園の中にあり、曲水の宴が行われる庭も歩くことができます。
曲水の宴とは、奈良・平安時代の貴族が水の流れのある庭園で和歌を詠みあう雅な行事です。
小川のふちに歌人が座り、流れてくる杯が自分の前を通り過ぎるまでに和歌を読み、盃の酒を飲んだら次に流します。琴の音が響く中で歌人たちは歌題にちなんだ和歌を順番に詠んでいきます。
場所
京都市内の南に位置し、伏見区にある神社です。
くわしい周辺地図はこちら
駐車場、公共機関での行き方
駐車場
駐車場は広くて無料でした。
私が行ったのは平日の16時前だったのですが、人もまばらで車も止めることができました。
城南宮のホームページによると、桜の時期は朝9時には満車の状態が続き、駐車場に入る列も長くなると書いてあります。 駐車場についてはこちら
公共機関で行く
JR京都駅からバスで行った時の模様をブログに書いているので参考にしてください。
城南宮の公式ホームページにも行き方が出ています。
満開の時期
私が行った時期は4月中頃で、しだれ桜が満開でした。
庭園には四季折々の花が咲くので、見頃を確認して行かれるとよいと思います。 城南宮の花暦はこちら
庭園内のしだれ桜
桜がひしめき合うように植わっているわけではなく、上品に配置されています。
ご覧のように芝生内に入れないので、桜の下でシートを敷いて花見をすることは出来ませんが、上品なひとときを味わえます。個人的には綺麗に手入れされすぎてる感が否めない気がしましたが。
ソメイヨシノの見頃が終わっても、こんなに満開のしだれ桜が見られて嬉しいです。
↓濃いピンクのしだれも咲いてました
↓しだれ梅かも?
曲水の宴の庭園
曲水の宴が行われる場所も歩くことができます。
城南宮では今も曲水の宴が行われているようで、行事の時は色とりどりの平安時代の装束を身につけた方々がこの小川に座って和歌を詠むようです。くわしい日時等はこちら
小川はある程度の長さがあって、くねくねと蛇行してました。
川幅が狭く細い小川なのに水の中にいっぱい石が配置されているので、曲水の宴の時に杯を流すとスムーズに流れないんじゃないかと思ってしまいました。杯が引っかかる間がないと和歌を考える方も追いつかないのかもしれないですね。
広い庭園なのに人がまばらだったので、緑豊かで静かな中をゆっくり歩けました。
方除(ほうよけ)の大社
私は花見で城南宮を訪れましたが、この神社は引越・工事・家相の心配を除く「方除(ほうよけ)の大社」として有名です。住まいを清める御砂や方角の災いを除く方除御札を城南宮で授かる習慣もあるとか。
車のお祓いも有名らしく、新車を購入したら来る方もいるようです。
城南宮周辺の観光・見どころ
先述しましたが、城南宮の辺りは昔、鳥羽離宮があった場所なのでそのゆかりの史跡が点在してたり、戊辰戦争の初戦となった「鳥羽伏見の戦い」の場所もこの地にあります。
↓鳥羽離宮跡の地図に城南宮も載ってます
この地図の拡大図(PDFファイル)はこちら
歴史好きだったり、せっかく伏見に来たんだしという方は周辺を巡ってみるといいかもしれません。私は城南宮から竹田駅に向かう途中で、平安時代後期の白河法皇や鳥羽法皇にゆかりがある安楽寿院や近衛天皇陵を見て帰りました。鳥羽離宮跡の史跡を巡りに改めてまた来たいと思います。
ちなみに、鳥羽伏見の戦いの場所は城南宮の近くでした。
京都に来ると歴史で有名な場所があちこちにあるので幅広く楽しめます。
城南宮のしだれ梅も大変人気があります。梅と椿の両方が楽しめるのでオススメです。
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