関西・兵庫県の桜の名所
さくら名所100選の夙川沿いを歩いてお花見!
今年も桜の季節がやってきました!去年に引き続きコロナ禍の今年も夙川河川敷では飲酒を伴うお花見や宴会は禁止になっているので夙川の上流から河口まで歩いてお花見してみました。ウォーキング花見は健康的だし早起きして場所取りをしなくてよいのでとってもオススメです。なんたって夙川沿いはずーっと桜並木が続いているので上流から河口に至る景色の変化が面白いのです。それでは、夙川ウォーキングの見どころをリポートしたいと思います。
遊歩道があって歩きやすい
夙川は上流から河口まで遊歩道が整備されているのでとても歩きやすいです。車が入れない遊歩道が川沿いにあるので子供連れでも安心して歩けます。しかも傾斜をほとんど感じないほど平坦な道なので長時間歩いても楽。
阪急電車の苦楽園駅から山に至る上流になると坂道になってきて徐々に坂の傾斜もキツくなるのですが、坂道になってくる辺りから上流には桜はほとんどないので阪急苦楽園駅辺りで折り返してもいいと思われます。
上流後半の坂はややキツい坂道になりますが、徒歩5分ほどの区間くらいなので夙川の上流ってどんなだろうと気になる方は歩いてみて下さい。
体力温存派にはバスを利用して上流まで行き、上流から歩いて下ってくるという手もあります。
もっとお手軽なのは、阪急苦楽園駅から河口に向かって歩くと時間短縮できます。
夙川河川敷の地図
阪急夙川駅から上流の地図です。
地図には公衆トイレや東屋の場所も載っています。
地図の北が上流で、南が下流になっています。夙川は南北に流れる川なので歩いていても方向が分かりやすいです。
地図に載っていない上流エリアには桜並木がないから割愛されている?のかもしれませんが、上流エリアにも遊歩道が続いているので、その様子は後述します。
上の地図に載ってる「川を横断できる所」には橋ではなく飛び石があります。
↓別の地図ももう一枚ペタリ
夙川沿いの最寄り駅
夙川沿いには3つの電車の駅があります。
阪神電車 香櫨園駅
JR さくら夙川駅
阪急電車 夙川駅
今回私は阪急夙川駅から上流に向かって歩き、上流で折り返して夙川駅まで戻ってきました。
所要時間
阪急夙川駅から苦楽園駅 徒歩 約12分
苦楽園駅から上流にある銀水橋のバス停「越木岩神社北」まで 徒歩20分 くらいでした。
上流の銀水橋から戻ってくるときは下り道になるので所要時間は若干短縮されるので、夙川駅から銀水橋までの往復は歩いて50分~60分くらいです。
この時間は写真を撮ったりせず立ち止まらないで歩いた時間になります。
ブログ内に掲載しているGoogleマップは拡大・縮小できるので、指やマウスで画面を動かすと拡大・縮小できます。見たい大きさに調整してください。
夙川の桜
夙川河川敷の桜は「さくら名所100選」に選ばれているだけあって、川沿いにず~っと桜並木が続いています。約1660本の桜が咲き誇るらしいのですが、この冬に桜の苗木を新たに増殖したようなので本数が増えた来年の開花がもう楽しみです。
↓手前の白木が植樹したての桜。奥の桜の木は太くて樹齢もそこそこありそう。
2021年(令和3年)のお花見について
夙川沿いでの「飲酒や宴会は禁止」という看板が立ってました。お花見は散策のみということです。
コロナ禍のお花見期間は飲酒を伴うお花見や宴会は禁止になっているので仮設トイレの設置や夜間のライトアップ、仮設のゴミ捨て場はないようです。
西宮市オリジナルの桜「夙川舞桜」を見つけよう!
阪急夙川駅からすぐの所に西宮市オリジナルの桜が一本あるので見てみてください。
西宮市オリジナルの桜って何かと思えば、夙川周辺の桜が自然交配して生まれた桜のようです。咲き始めから徐々に色が変化するみたいなので写真が撮れたらブログにも載せたいと思います。
場所は、夙川駅のすぐ北側にある「こほろぎ橋」の真横。
↓写真はまだ咲いていないのですが、咲いた写真をブログに更新しました。
夙川舞桜は花びらがカールしてるので、とってもキュートです。
こほろぎ橋の大きな錦鯉
長年住みついている大きな錦鯉が1匹泳いでいるので、橋の上から探してみてください。
数年前までもう一匹白いのがいたのですが、いつの間にやらいくなってしまいました。
写真で見ると小さいけど、実際に見るとどってりと大きくて貫禄あります。
実は去年の秋に4、5匹の錦鯉を放流したのを新聞記事で読んだのですが、越冬できなかったようで放流組は全滅。昔からいた錦鯉がまた一人ぼっちになってしまいました。その前にも数匹放流したようなのですが生きながらえることができなかったようで、自然の川で生きながらえるのって難しいんでしょうね。
カワセミが見れたら超ラッキー!
青い鳥のカワセミが1匹(だけ?)夙川に居ついてるようなので、見ることができたらめちゃラッキーです。私は所用で夙川を歩いたときに2回見たのですが、目を見張るような青さでテンション上がりました。めちゃ敏感に逃げられてしまったので写真を撮る余裕がなかったのが無念。小さい鳥ですぐ逃げるし飛ぶのも早いんです。
私が見たのは2回とも苦楽園駅周辺で、川沿いの遊歩道を歩いていた時でした。どうやら水辺の近くに潜んでいるようです。
神戸新聞に掲載された記事はこちら
物凄く低い鉄橋がある
頭が鉄橋に当たるんじゃないかと思うほど低い鉄橋があります。阪急電車の線路なんですが、鉄橋が低いので電車をかなり近距離で真下から見ることができます。
鉄橋の下は遊歩道になっているので、歩いてくぐれます。
夙川の上流風景
さて、鉄橋をくぐると夙川の上流エリアにさしかかり、桜並木がなくなって河原が広がります。
川もめっきり細くなり、小川のようになります。
桜並木は終わってしまいますが、もうちょっと上流を目指して歩くと「温泉が湧いている」という場所があります。
【夙川内温泉】夙川に温泉が湧いている!?
かなり上流になるのですが、川の中に温泉が湧いている所があります。本当に温泉なのかは不明ですが、Googleマップに載っていたので見てきました。
確かに水が湧いているけどお湯でもないし本物の温泉なのかは謎。
私の親に聞くと、昔、苦楽園に温泉があったらしく、現在苦楽園辺りに自家温泉付きの億ションの計画があるんだよとチラシを見せてくれました。住みたいけど手が出ない値段だと親が嘆いてました(笑)
赤い矢印の所から水が湧いています。
湧きだし口は二か所!
気になる方はぜひ立ち寄ってみてください。
川の水って河原の下にも流れていると聞いたことがあるので、砂地の下を流れている川の水がこの石段の脇から吹き出しているんじゃないか?と個人的には思ったりしますが、温泉だったら面白いのにな。
上流終盤
遊歩道はまだまだ続いているので、もっと上流を目指して歩いて行くと川の趣がガラリと変わります。ゴロゴロと岩が転がり源流の雰囲気が出てきます。
上の写真に写っている橋が銀水橋で、この橋の上にバス停「越木岩神社北」があります。
夙川はまだまだ上流があるのですが、私はこのバス停で折り返して夙川駅に戻りました。
源流付近の地図がありました。
余談ですが、この地図に載っている「ニテコ池」は「火垂るの墓」に出てくる場所で、作者の野坂昭如が戦争当時に実際に隠れ住んでいた池のようです。
阪急バス停「越木岩神社北」
夙川を上流から河口まで歩いてみようと思う方はこのバス停でバスを降りて、川を下りながら夙川ウォーキングするとよいと思います。
掲示してあった路線図を載せますがピンボケ気味なので、バスを利用する際はネットで路線図や時刻を確認してみてください。
阪急バスホームページ:西宮の路線図はこちら
バス停を降りたら下図のルートで下ると夙川の上流を横目に歩くことができます。川の反対側から下ると住宅地を歩くことになってしまいます。
以上、夙川の桜並木を歩いてお花見してみた!でした。
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