山陰随一の規模を誇る藤の名所
兵庫県北部【白井大町藤公園】
藤の花づくしの名所があると聞いて白井大町藤公園に行ってきました。公園と言っても入場料がいるのですが、色とりどりの藤の花が一面に咲いて、まさに藤の楽園!藤の桃源郷のような光景です。近所の公園などのベンチの上に藤棚が作ってあったりしますが、ここの藤は見応えと美しさが圧倒的に違います。
場所
白井大町藤公園の住所:兵庫県朝来市和田山町白井1008
兵庫県にあるのですが「山陰随一の藤」ともいわれています。
エリア的には関西なのか山陰なのか私的には曖昧な感じなのですが、山陽or山陰かでいえば山陰になるのかな? ま、兵庫県の日本海寄りに位置します。
↓地図は拡大・縮小できるので画面をタッチして動かしてください
白井大町藤公園の近くには、雲海で有名な竹田城があり、生野銀山も立ち寄れる場所にあります。
私は丹波にある白毫寺の九尺藤を見てからここに向かいました。
日帰りで白毫寺と白井大町藤公園の2ヶ所をハシゴして行くことも可能です。私は早起きして日中に回りましたが、夜のライトアップ拝観もしているのでゆっくり出かけても大丈夫です。
駐車場の混み具合
白井大町藤公園のすぐ目の前に広めの駐車場があるのですが、混雑します!
↓この駐車場に入りきれないほど観光客が来ます
私は丹波にある白毫寺の九尺藤を見てからここに向かったので、ここに到着したのが15時半~16時くらいだったと思います。
おそらく混雑のピークはお昼前後だと思うのですが、平日の夕方でも駐車場待ちの行列が凄かったです。待ちきれない人は路駐していましたが、「パトカーが来ます。路上駐車はしないでください。」と頻繁に放送が流れてました。放送でビビらせて路駐を減らすつもりかなと思っていたのですが、ほんとにパトカーが来て取り締まってました。
せっかく行楽に来て駐禁で泣くのは悲しすぎるので、ちゃんと駐車場に止めましょう。
白井大町藤公園の駐車場は無料です♪
ちなみに、電車とタクシーでも行くことができます。詳細はこちらからどうぞ
開花時期
白井大町藤公園の藤の満開はだいたいゴールデンウィークあたりなのですが、桜の開花が毎年変わるように、藤の花の開花も毎年変わります。桜の開花が早い年は藤の花の開花も早いですし、桜が遅い年は藤の花も遅いようです。
開花時期の目安は、ゴールデンウィークくらいで、桜の開花時期で若干早まったり遅くなったりします。
嬉しいことに、ホームページで開花状況をお知らせしてくれるのでチェックしてから行くと間違いないです。白井大町藤公園のホームページはこちら。
白井大町藤公園の藤
ここは藤のバリエーションが豊かです!
九尺藤のように房が長いものがあったり、色も紫・白・ピンクと品種も色も豊かで見たことがないような藤がいっぱいでした!
私はそもそも藤の花は近所の公園にある藤棚しか見たことがなく、藤って気がついたら咲いてて蜂がブンブン飛んでるな~くらいの興味しかなかったのですが、ここの藤を見ると真の藤の迫力と魅力に圧倒されてしまいました。
ここの藤棚は高めに組まれていて、藤棚の下を人が歩いて鑑賞できるようになっています。
丹波の白毫寺の九尺藤は低めの藤棚だったので趣がかなり違いました。
藤棚の両サイドからも花が溢れ咲いているので花を間近で見ることもできるし、花を背景にして人物写真も撮れます。「映え写真」や「盛れ写真」がいーっぱい撮れますよ♪
見ての通り、ここの藤の花はとにかくロ~ング!
房が長いので写真を撮ると紫の雨が降っているかのような、紫のシャンデリアのような雰囲気に。
↓花の房が長いでしょ。まるで柳のように花が風でなびくのがまた美しい。
これだけの花を咲かせる木のバイタリティーも凄いです。
↓真下から見上げてみた。
あんまり見事に咲いているので上を見ながら歩いていたら首が痛くなります。
藤の花は見た目が綺麗だけではなく、とっても甘い良い香りがするんです。
藤の花をこんなに間近で大量に見たことがなかったので知らなかったのですが、うっとりするほどの香りです。
↓目の前にこんなに咲いていると花の香りもダイレクトに感じることができます。
甘い香りがたまりません!
香りが良いせいか、熊蜂がけっこう飛んでます。熊蜂はずんぐり大きいのですが蜜を集めるのに必死。人から危害を加えなければ刺してくることはめったにない蜂なので私は気にせずお花見。
紫の藤は短いものもありました。(品種を確認し忘れました)
ここの藤公園だと房が短く見えるけど、近所の公園の藤に比べたら長いかも?
房が短くても写真に撮ると濃淡が出て綺麗です。
白い藤[口紅藤]
見上げるほど背の高い藤の木もあります。
白い藤を初めて見ました。
花は白いのですが、口紅藤(くちべにふじ)という種類だそうです。
ピンクの藤
品種をチェックし忘れたのですが、ピンク色の藤も華やかでした。
↓手前がピンクの藤で、奥が紫の藤。
紫の藤は房が長いので見応えがありますが、ピンクゾーンは可憐な感じで雰囲気がまた違います。
↓写真加工せずとも藤の花は普通に撮っても五月雨というか滝のように写るります。
ど素人の私が撮ってもなんだか綺麗に撮れます .◦(pq*´꒳`*)♥♥*
ベンチ、休憩エリア
場内に噴水があり、噴水の回りにベンチが設置されています。
噴水は藤棚で囲まれているので、座りながらも鑑賞できます。
場内どこでも藤づくしです。
ただ、風が強いと噴水のしぶきが飛んできます 。・゚・(ノД`)
藤のジャングル状態。この咲きっぷりはほんと見事です。
入場券を買って入口に入ってすぐの所に食べ物販売のお店があれこれ出ていました。
私が到着したのが夕方だったのでちゃんと確認しなかったのですが、テーブルなどもあったのでお昼時は混雑するかもしれません。場内でビニールシートを広げて座っている人はいなかったので、飲食はテーブルのあるところでないと出来ないのかもしれません。
藤公園内その他の見どころ
白井大町藤公園は広くて、藤が咲いているエリアだけでなく、展望台や苗木の販売所もありました。
藤の庭園を抜けた所に苗木の販売所があり、高台に上がれる階段もあります。
↓高台から撮った全景。写真の一番奥に駐車場と入場口があります。
苗木の販売所
上の写真の右端に写っているのが苗木の販売所です。
白い三角屋根のテントで、白のバンが停まっている場所です。
小さな苗から大きめの苗までありました。
ポット植えの小さな木でも花を咲かせていたのでめっちゃ可愛いかったです。
展望台
藤の庭園を抜け、苗木販売所を通り過ぎると高台に上がる階段があります。
階段を登って一番上まで行くと、鯉のぼりがいっぱい泳いでいます。
都会ではこれだけの鯉のぼりを見ることができないので五月を感じました~。
大きい鯉から小さい鯉(ひ鯉か?)まで鯉の一族勢揃いバーションです。
↓実は噴水で撮った写真にもこの鯉のぼりが写っていました。
高台に上がると鯉のぼりを近くで見られて、公園の全景も眺めることができます。
緑いっぱいの田舎の風景に癒された1日でした ٩( ´◡` )( ´◡` )۶
2021年(令和3年)の一般公開について
今年は4月29日から一般公開の予定らしいです。
ただ、兵庫県に緊急事態宣言が発令されたので今年の一般公開は只今検討中とのこと。開場するかどうかは追ってホームページ等でお知らせされるということです。
山に囲まれた場所にあり、田舎の風景が広がる中で藤の花を楽しめます。
満開時は混雑しますが、来るだけの価値がある藤の名所でした。
ぜひおでかけしてみてください。
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