桓武天皇のお墓はどこ?
京都観光の穴場スポット
京都市伏見区の見どころ
桓武天皇のお墓が京都市伏見区にあるというので行ってみました。
桓武天皇陵は明治天皇陵と同じ桃山丘陵にあるので両方合わせて参拝してきました。
桓武天皇といえば、京都に平安京を造って遷都した有名な天皇。
794年に平安京が都となってから明治天皇が江戸に移る1869年まで京都は「千年の都」となります。桓武天皇は806年に亡くなられているので、桓武天皇陵は約1200年も昔のお墓になります。
どんなお墓だろうかとワクワクしながら行ってみたんですが、実は今ある陵墓は明治時代に「この場所を御陵としよう」と定めたようです。記録では、桓武天皇のお墓は伏見山の中にあり仁徳陵より広大だったと記されているらしいのですが、鎌倉時代から室町時代の戦乱期に所在不明になったんだとか。さらに豊臣秀吉がこの付近に伏見城を築いたことで陵墓の詳細がさらに迷宮入りしてしまい、明治になって改めて桓武天皇陵を整備した模様です。
場所
場所は京都市伏見区桃山町で、伏見の中心地より東に位置する桃山丘陵にあります。
ブログ内に掲載しているGoogleマップは拡大・縮小できるので、指やマウスで画面を動かすと拡大・縮小できます。見たい大きさに調整してください。
御陵や陵墓とは?
歴代の天皇、皇后、皇太后、太皇太后のお墓のとこを陵(りょうとかみささぎ)といいます。
その他の皇族のお墓は墓といい、あわせて陵墓と呼びます。
陵墓は宮内庁が管理しています。
桃山陵墓の地図
桓武天皇や明治天皇のお墓がある桃山陵墓地の地図です。
行き方(公共交通)
宮内庁のホームページに近隣の最寄り駅の地図が掲載されているのでご確認下さい。
駐車場
駐車場は無料と有料の計3ヶ所あります。
無料駐車場
無料の駐車場(下図)は、桓武天皇陵まで歩く距離があります。
日曜の12時半頃に行ったところ空きがありましたが、お昼を過ぎると満車に近かったです。
駐車場に看板がありました。利用時間が決まっているので気をつけてください。
有料駐車場
桓武天皇陵に近い駐車場は有料で、2ヶ所ありました。
①伏見桃山城運動公園の駐車場
どでかい城門が駐車場の入口↓
この城門の奥にゲートがあります。
②タイムズ伏見桃山城運動公園北の駐車場
上記の駐車場のすぐ左手にある駐車場で、上記の駐車場と入口は別になってます。
入口↓
桓武天皇陵の入口
桓武天皇と明治天皇のお墓は参道で繋がっています。
私は明治天皇陵を参拝してから桓武天皇陵に歩いていったので、経路については明治天皇陵のブログを参考にしてください。
桓武天皇陵の入口は、門などは特になくて自由に参拝できるようでした。
入口の脇には宮内庁の看板が立ってます。
↓参道脇に管理小屋らしきものがあったけど人の気配はなし。
↓参道の突き当たりが見えたら左手に陵墓がありました。
桓武天皇陵の全景
参道を抜けると目一杯に景観が広がるので崇高な雰囲気がありました。
とにかく広い!
冒頭に書きましたが、この陵墓は明治になってから整備されたらしいんですよね。元々は仁徳陵より広かったようなので当時の陵墓の規模からするとべらぼうに縮小されたんでしょうけど、それでもさすが天皇陵と思うほど広くて、奥の鳥居までの距離が我が平民との隔たりを感じちゃいます。
↓奥の門の所に「桓武天皇柏原陵」の石柱が立ってます。
↓桓武天皇陵の陵形など
桓武天皇が亡くなってからあまりにも年月が経っているため実際のお墓の場所が確定できていないという残念さがありますが、京都観光で天皇のお墓に参る人が少ないので鳥がさえずる静かな雰囲気の中で1200年前の歴史に思いを馳せられる場所でした。天皇陵や古墳あるあるですが、様々なミステリーがあって解明し切れていない謎がある御陵のひとつです。
現在なお正確なお墓の場所が分かっていない桓武天皇陵ですが、1274年に盗掘されたという記録があるんだとか。1274年といえば鎌倉時代に蒙古(もうこ)が攻めてきた「文永の役」があった年。桓武天皇は806年に亡くなられているので、死後468年後に墓荒らしにあってしまったというのも凄い話。
なんだか最近、歴史にも興味が出てきて史跡巡りにも行くようにもなったので、私の「ここに行きたい!」ブログの内容が広がりそうです。
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