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山陰海岸|日本海で青の洞窟めぐり!カヤックや小船で感動三昧!

山陰海岸で自艇カヤック・ツーリングをしてきました。冬のカニ料理で有名な香住と浜坂の間のエリアです。Myカヤックで日本海の洞門(海岸洞窟)を巡ったのですが、日本海にこんなに見事な洞門があるとは知りませんでした。いっぱいあるんです!海の透明度が素晴らしく、そして青い!青の洞窟はイタリアや沖縄だけではないのを初めて知りました。

今回は自艇カヤックでのツーリングの様子を載せていきますが、カヤックを持っている人は希中の希だと思います。ご安心下さい、私がカヌーで漕いだエリアは観光船や地元の小船に乗っても観光できます。エンジン付きの小船(海上タクシー)に乗って青の洞窟の数々を巡るので手間いらず。海上タクシーを利用すれば1時間~1時間半ほどで名所を回ってくれるので、これも後ほどご紹介したいと思います。

 

 

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山陰海岸ジオパーク

今回行くまで、兵庫県の日本海が山陰ジオパークに認定されているのを知りませんでした。
しかも、山陰ジオパークはユネスコ世界ジオパークにも認定されているのです。凄い!

ちなみに、「ユネスコ世界ジオパーク」と世界遺産はまた別物です。
ジオパークについてはこちら

 

今回巡ったカヤックのコース

今回は、赤丸をつけた洞門(海岸洞窟)をカヌーで巡ってきました。
(地図に出艇を出廷と間違えて書いてしまいました。裁判とは一切関係ありません。)

このマップはこちらからダウンロードできます。

今回、私は田井ノ浜からカヤックを出し、餘部方向(東方向)に向かって漕いでいきました。
そして釣鐘洞門でUターンし、田井ノ浜に戻ってきました。

運動不足で海カヤックが久しぶりだった上、カヤック中は陸地に上がって休憩もできず、往復4時間のツーリングは疲れました・・・。でも、さすが世界ジオパークに認定されるだけあって、船でしかアクセスできない海岸線は見どころ満載!次はラクして海上タクシーで巡ってみたいかもと思うほど良かったです。

後で書きますが、「三尾」からの出艇は不可ですが、餘部からの出艇は可能かもしれません。

 

出艇場所

田井ノ浜

今回、私は田井ノ浜からカヤックで出艇することにしました。
田井ノ浜についての記事はこちら

 

田井ノ浜からカヤックを出して餘部の釣鐘洞門まで漕ぎ、釣鐘洞門で折り返して田井ノ浜まで戻ってきました。

どこから出艇するかで手間取ったので、それも含めて書いていこうと思います。

 

三尾(持ち込みカヤック・カヌー禁止)

本当はこの集落から出艇したかったのですが、立ち寄ってみたらボート・カヌーの持ち込み禁止と防波堤に書かれてあったので断念。

兵庫県三尾

ダメもとで集落の方に一応聞いてみたのですが、釣り目的でなくても持ち込みカヌーは認めていないようで、最寄りの(6キロ弱離れてる)田井ノ浜から出港して下さいと言われました。

御火浦海上タクシー(青の洞窟巡り船)

帰ってから調べたら、三尾では小型漁船で海岸巡りをしているみたいです。
1時間~1時間半ほどで見どころを回ってくれるみたいなので、お手軽に青の洞窟を楽しめます。

御火浦海上タクシーの予約はこちら

 

餘部

出艇第一候補の三尾がダメだったので、今回は田井ノ浜から出ましたが、余部からの出艇の方が楽かもしれません。田井ノ浜は駐車場から浜までが少し離れているので準備に手間取りました。(田井ノ浜についてはこちら

↓餘部は無料駐車場もあって、カヤックも出しやすそうでした。

今回は三尾からの出艇がNGとなったので、さてどうするかと悩んだのですが、餘部よりも田井ノ浜の方が車で近かったので田井ノ浜の方に決めてしまいました。

 

田井ノ浜からスタート!

風はほぼなく、波も凪状態。良い船出日和でした。

田井ノ浜は小さな入り江になっていて、入り江の右手にポッカリと穴が空いた洞門がありました。

兵庫県田井ノ浜、カヌーツーリング、カヤック出廷

兵庫県田井ノ浜、カヌーツーリング、カヤック出廷

この洞門は素通りして先に進みました。

田井ノ浜を出たら右に進んで行きます。

 

出艇した浜をよく覚えといてくださいね!
初めて来た場所だったので、カヤックを漕いで戻って来たときに、あれ?どの浜だったかな?とちょっと焦りました。カヌーを漕ぎ出したら、浜の目印になるポイントを見つけておくと安心です。

 

田井ノ浜~三尾

田井ノ浜から出港して、三尾の集落までの洞門をご紹介。
このエリアは洞門というよりも○○岩と名付けられている奇岩が多いみたいですが、私には見つけられませんでした。

 

洞門1

↓出航して23分ほどで大きめの洞門発見!中に入れそうか近寄ってみます。

山陰ジオパーク、洞門

地形がとにかくダイナミックで、洞門も大きいのでカヤックメンバーが小さく見えます。

山陰ジオパーク、洞門

海の色がほんと綺麗でした(色加工はしていません)

山陰ジオパーク、洞門

遠目では奥がありそうに見えましたが、行き止まりでした。

山陰ジオパーク、洞門

では、次に進みます。

 

洞門2

8分後、次の洞門が現れました。

山陰ジオパーク、洞門

近寄ってみましたが奥行きのない洞門でした。

それにしても海の色が南国の海の色をしています。日本海なのに信じられません。

山陰ジオパーク、洞門

 

洞門3

そして5分ほど漕ぐと、また洞門あり!

山陰ジオパーク、洞門

山陰ジオパーク、洞門

ここは少し奥行きがありました。

山陰ジオパーク、洞門

では、次に進みます。

 

通天洞門

先ほどの洞門から12分ほど漕ぐと、次の洞門(通天洞門)が現れました。
三尾の集落の手前にあります。

ここはマップに載っているだけあって、大きな洞門でした。

 

通天洞門

私も後に続いて入ってみます。

通天洞門

海の色がなんともいえない美しいブルーで、露出した地層も色が綺麗でした。

この洞門は、天井が抜けてて空が見えるので通天洞門と呼ばれているようです。

通天洞門v

中はカヌーがすれ違うことができるほどの横幅がありました。
ゆっくり漕いで中に進んでいくと行き止まり。

この洞門は、奥行き60メートル、幅10~4メートルあるとのこと。

露出した地層も色が綺麗でした。

Uターンして振り返ると・・・

通天洞門

パンフレットに載っていた光景が目の前にありました!

 

カメラを手持ち&オールも持っていたので若干手ぶれしました。

 

通天洞門を出ると、三尾の漁港が右手に見えてきます。

山陰ジオパーク

 

三尾~鋸岬(のこぎりみさき)

三尾漁港

田井ノ浜を出てから約1時間で三尾にたどり着きました。(上陸はしませんでした)

車だと12分程度なのに、カヤックをどんぶら漕いで来ると時間がかかります。

三尾

さて、目指す道のりはまだまだあるので、先を急ぎます。
(気持ちは急ぐけど漕ぐのはゆっくりな私なのです)

 

三尾大島

三尾の集落を右手にして通り過ぎると、三尾大島が左手に迫ってきます。

↓左のこぶ山が三尾大島三尾大島

三尾大島の右側を通って次の下荒洞門を目指します。

↓赤ピンの所を通過しました

三尾大島は神宿る島といわれているそうです。
鳥居があり、船で接岸できる感じでした。

三尾大島

三尾大島

島の海岸線が石柱のブロックのように割れていました。地層好きにはたまらない景観だと思います。

三尾大島

 

下荒洞門と洞門群

 

ここは穴(洞門)がいっぱい開いてました

下荒洞門群

どれが下荒洞門なのか分からないので、手前の洞門から近寄ってみることに。

下荒洞門群

上の写真の右の洞門に入ってみました

下荒洞門群

入口が芸術的な割れ方(浸食?)をしていて、しかもダイナミック!
ほんとデカイんです。

下荒洞門群

海はブルーグリーン、地層はグレー、ピンク、緑、黄色などカラフルすぎる!

さらにグイッと奥に進んでみました

下荒洞門群

奥細りになって行き止まりでした。
Uターンして出ます。

 

では、隣の洞門に向けて面舵いっぱい切ります。

 

下荒洞門

下荒洞門

下荒洞門

穴の向こうにも穴が見える?

さらに近寄ると、三方向に穴が開いている?

下荒洞門

光の差し込み方で海の色が変わって七変化~

下荒洞門

 

↓奥が真っ暗だったので怖くて入れませんでした。

洞門内を何度か行ったり来たりして海の色を楽しみ、次の洞門を目指して漕ぎまーす!

 

旭洞門

下荒洞門から湾を横切るようにして直進すると旭洞門が見えてきます。

山陰海岸の旭洞門

近寄るとめちゃくちゃ大きな穴がポッカリと空いてました。

山陰海岸の旭洞門

山陰海岸の旭洞門

なんだか漕ぎ疲れていたので洞門の際までは寄りませんでした。

鋸岬の先端を通過して先に進みます。

 

鋸岬~釣鐘洞門

地獄極楽洞門と十字洞門

この区間に地獄極楽洞門と十字洞門があるのですが、私が立ち寄ったかどうかが不明です。
洞門の写真を撮っても似たような写真ばかりになってしまって、後で見返すと分からない・・・。
どれがどの写真か分からなくなってしまいました。

これかな?という写真を載せますが、違ってるかも?です。すみません。

近づいていきますよ~

 

近づいてみると、右の穴は奥行きがなさげ。

 

左の穴もどん詰まり。

波で削られた岩肌がペンキで塗ったかのように色彩が豊かでほんと美しかったです。
自然の造形美って凄いです。

というわけで、最終目的の釣鐘洞門目指してもうちょっと漕ぎます。

 

釣鐘洞門

さあ、やっと釣鐘洞門に着きました!
香美町香住区余部にある世界最大級の洞門です!

釣鐘洞門

穴だらけなのでどこから入ろうか・・・

釣鐘洞門

適当に入ってみます

 

釣鐘洞門

中は暗い・・・。外からの明かりが差し込むので何となく見えるけど、先がどうなってるか分からないのでちょっとビビりながら漕ぎます。

釣鐘洞門

入り口がいくつかあるようですが、洞窟の中でつながっていました。

そして振り返ると見事な逆光景色!

釣鐘洞門

洞門の中は音が反響するので、歌が好きな方は歌ってみてください。楽しめますよ~。

せっかくはるばるここまで来たので、釣鐘洞門を出たり入ったりして満喫し、Uターンして引き返すことに。

 

↓釣鐘洞門の前で撮った写真ですが、写真の右方向に向かって漕いで帰ります。
あの遥か向こうの山の先端を目指します。遠いなー。
よう漕いできました。帰り道が長く感じます。

 

出艇した田井ノ浜が近づいてきました。
右の岩の裏に田井ノ浜があります。

このブログの冒頭で書きましたが、出艇した場所の景観を最初に確認しておかないとうっかり通り過ぎてしまったという恐ろしいことになりかねません。田井ノ浜は湾の中の浜なので注意しないと見落としてしまいそう。

田井ノ浜が見た!!!わーい!帰ってきた!!!!
4時間もカヤック漕いでいると腰がダルくてダルくて。早く陸に上がりたい気持ちでいっぱいでした!

 

天候に恵まれて波がない中、シーカヤック・ツーリングができて大満足な一日でした!

 

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