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兵庫県・日本海沿岸にある餘部「空の駅」に行ってきました。陸カメの駅長ソラちゃんもいますよ。

餘部駅は「あまるべ駅」と読み、余部と書かれたりもするようです。
地上から約40mも高い所に作られた駅で、駅から海も眺めることもでき、電車に乗らなくても展望を楽しめる駅でした。
「空の駅」というだけあって、ほんと高いところにプラットホームがあります。
ここは観光名所になっている有名な駅らしいのですが、私は今回行くまでこの駅の存在を知らなかったので、週末の駐車場の満車状態には驚きました。
夜の駅にも行ってみたのですが、星空が綺麗で海のさざ波も聞こえ、素敵な和み時間を過ごせました。
※姫路にも余部駅があるようですが、姫路は「よべ駅」です。
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場所

兵庫県の日本海に面した餘部集落にある駅で、冬は松葉カニで有名な香美町香住区にあります。

私は車で行ったのですが、路線バスも走っているようでしたし、電車に乗って来ることもできます。

 

↓餘部の看板の後ろに電車の橋が威風堂々と建っています餘部駅、空の駅、余部駅

新幹線でも走れそうな立派な橋です

餘部駅、空の駅、余部駅

近づくほどその高さや立派さに圧倒されます

餘部駅、空の駅、余部駅

本音をいうと、観光名所を作りたいがために「空の駅」と銘々して人寄せをもくろんでいるんじゃないかと思っていたのですが、予想以上に立派な建築、施設で驚きました。来てみる価値は十分にありました。

 

「空の駅」ってどんな駅?

餘部駅は下の写真のような構造になっていて、電車が谷間を走るための橋が渡してあり、その橋の上に駅があります。そのため駅は地上から40mも高いところにあります。

餘部駅、空の駅、余部駅

 

餘部駅は現役の駅ですが、展望施設にもなっているので電車に乗らなくてもプラットホームに入ることができます。
しかも無料で (>∀<人)♪ヒャッホーィ♪

 

 

橋の下からの眺め

橋の下からの眺めも見応えあります。

餘部駅、空の駅、余部駅

右下の車と大きさを比較するとイメージしやすいかもしれません

餘部駅、空の駅、余部駅

線路は単線なのですが、昔に電車の落下事故があったので頑丈に作り直してあります。

 

昔は鉄橋だった

余部鉄橋は、今から約100年前の明治45年に完成し、完成当初は現在の鉄筋コンクリートではなく、鉄橋でした。平成22年8月、新しくコンクリート橋に架け替えられましたが、JR餘部駅側の3本の橋脚は現地保存され、余部鉄橋「空の駅」展望施設として生まれ変わりました。
今はJR山陰本線が走っている現役の駅です。

↓昔の赤い鉄橋と現在の橋の比較パネルがあったのですが、ピンぼけになりました。餘部駅、空の駅、余部駅

旧鉄橋の橋げた部分は今も残されていて、当時の土台の大きさにも驚きます。

以下の写真が設定ミスでピンぼけに写っていますが、載せていきます。すみません。

餘部駅、空の駅、余部駅

旧鉄橋の下には東屋がありました

餘部駅、空の駅、余部駅

東屋の基礎部分には枕木が使われています。
枕木って間近で見ると思いの外、太い角材なんだなと知りました。

餘部駅、空の駅、余部駅

 

↓旧鉄橋の奥に、駅に上がるエレベーターがありました。
餘部駅、空の駅、余部駅

エレベーターはスケルトンで現代風の設計です。
新旧の建築がうまく融合されていて、エレベーターの前は広い公園になっているし、東屋もあるし、道の駅も隣接しているし、よく考えられた駅作りになっているなぁと感心。

 

駅への上がり方

駅のプラットホームは地上から約40m上にあります。
でも今はエレベーターで楽々上がれます。

歩いて行ける遊歩道も横にあるようですが、今回は歩きませんでした。

餘部駅、空の駅、余部駅

正面からエレベーターを撮ろうとすると、しゃがまないと入り切りません。

餘部駅、空の駅、余部駅

 

とっても綺麗なエレベーターです。
地元の利用よりも観光客の利用の方が多いように思いますが、綺麗に管理されていました。

地上階のエレベーターホールに電車の時刻表が貼ってありました。

 

 

空の駅

エレベーターを降りたとこです。(何枚か写真がピンぼけしています)

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

電車が止まるプラットホームは、だいぶ奥にあるのですが、プラットホームに行くまでにも見どころ満載です。

まず、エレベーターを降りたら地面に二本の線がずーっと引いてあるのですが(上の写真の中央にある2本線)、これは旧線路を埋めて通路に仕立て直してありました。

現在の線路はフェンスの左側を走っています。

そして、エレベーターを降りて左に行くと・・・旧線路が目の前でバッサリと終わっているのも見ることができます。

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

今の線路はトンネルに続いています。

では、プラットホームの方に歩いていきます。

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

海を眺めて座れるようにベンチがありました。

目の前は餘部の集落と海!(フェンス越しだけど)

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

 

 

プラットホームが左手に見えてきました。この場所に立派な門があります。

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

 

旧レールは現在のプラットホーム横まで続いています。

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

こっちの旧レールの端は行き止まりになっていました。

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

旧レールの端まで歩いて振り返ると海が見えます

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

 

お!この旧レールでスタンド・バイ・ミーごっこができてしまう!

著作権があるのでスタンド・バイ・ミーの曲を流せませんが、廃線じゃないとできない写真が撮れます♪
しかも海を背景に!

(電車が走る線路内に立ち入ると警察沙汰になるので注意!)

 

プラットホーム

さて、これが現在電車が止まるプラットホームです

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

このプラットホームには切符を買っていなくても入ることができます。
でも線路内の立ち入りは厳禁よ~。

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

電車が入ってきました!

ここで、通な人は気づくかもしれません。何が????

 

そう、この線路には電線がないのです。
都会の電車の上には電線があって電車の屋根にはパンタグラフがついています。

 asahi.comより

 

この線路の電車はたぶんディーゼルかな。(電車詳しくないので違ってたらすみません)

 

せっかく電車が撮れたのにカメラの設定ミスでまだピンぼけ

餘部駅、空の駅、余部駅プラットホーム

2連結だけのこじんまりした電車でした

 

営業時間

あくまでもここは駅なので、駅に入れる時間が決まっています。
駅のオープン時間は、午前6時から午後9時30分です。(始発前から終電まで)
これ以外の時間は一般的な駅と同様に入ることができません。

※開門時間は季節により変更することがあり、気象状況により閉門する場合があると書いてありました。

 

カメの駅長 ソラちゃん

この空の駅にはカメの駅長ソラちゃんが常駐しています!

餘部駅、空の駅、余部駅、駅長そらちゃん

駅に上がるエレベーター前に公園があり、その公園内にソラちゃんの小屋があります。

お食事タイムやお散歩タイムもあるので、時間を合わせていくと公園を自由に動き回るソラちゃんを見ることができます。

駅長室(小屋)の中も毎日綺麗に掃除されているのでソラちゃんも快適な感じです。

このカメが何故駅長になったのかはこちら

 

↓夕食準備の時に掃除も兼ねていて、これから駅長室の掃除です
餘部駅、空の駅、余部駅、カメの駅長ソラちゃん

ご飯を食べたら掃除をするので、公園に出されるのです

餘部駅、空の駅、余部駅、カメの駅長ソラちゃん

 

 

餘部駅、空の駅、余部駅、カメの駅長ソラちゃん

ちゃんと帽子を被ってお散歩

餘部駅、空の駅、余部駅、カメの駅長ソラちゃん

陸亀なので恐竜のような手足で、亀でも体が大きいから歩くのも意外と早い。

餘部駅、空の駅、余部駅、カメの駅長ソラちゃん

 

かなり長生きするカメみたいなので、これからも大事にされて駅を盛り上げていってほしいです。

 

電車の音

現在の鉄筋コンクリート製の橋を電車が走っても音が凄く静かなのに驚きました。

電車が2両でスピードもゆっくりなせいもありますが、電車が走る時刻に注目していないと電車の通過に気づかないほどです。

夜は電車の音が気になるかと思ったのですが、家の中にいてるとほとんど分からないほどで、窓を閉めると気にせず寝れるくらい。街中の高架下や線路沿いの方がよっぽどうるさいし音が響いていると思います。

 

隣接施設

道の駅 あまるべ

餘部駅のすぐ下にあり、駐車場は駅と共有です。
詳細はこちら

 

駐車場

駐車場はスペースは結構ありましたが、週末は観光客が多くて満車に近かったです。(少し待てば空く感じでした)

 

「空の駅」公園

餘部橋梁の下には芝生の公園があり、子供の遊具もあったり、カメの駅長ソラちゃんの小屋もあります。
↓公園内を駅長ソラちゃんが散歩中
餘部駅、空の駅、余部駅、カメの駅長ソラちゃん

列車の転落事故

事故があったのは昭和61年(1986年)12月28日。
餘部鉄橋を走っていた回送列車が日本海からの突風にあおられ、電車7両が転落し、地上にあった水産加工場や民家を直撃したようです。

詳しくはこちら

 

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