トゥカジャー(トカジャー)ことニザダイの刺身を実食!鮮度が命といわれる魚を皮付きで炙って刺身にすると驚きの美味しさ。沖縄で味わった絶品の魚を紹介します!
トカジャー(トゥカジャー)ってどんな魚?
美味しく食べるには?
トカジャー(トゥカジャー)とは
ニザダイやハギの仲間は、沖縄の言葉(ウチナーグチ)でまとめて「トカジャー(トゥカジャー)」と呼ばれているようです。
沖縄の市場や魚屋さん、あるいは居酒屋さんのメニューでも「トカジャー」という名前で売られていたりして、地元ではお馴染みの魚みたい。
トカジャーは、一般的にクロハギ、ニザダイ、サンノジ(三の字)などの総称で、海の磯焼けの主とか、身が磯臭い魚と敬遠されがちな魚でもあります。

沖縄でシュノーケリングしていると、かなりの確率で遭遇するニザダイ科の大群。
私のYouTube動画でも、もれなく登場する常連の魚です。
ショート動画の魚は、ナガニザか、サザナミハギかと思われます。
ナガニザもサザナミハギも見た目が似てるし、泳ぐ場所によって黒やグレーとかに色も変化させるから、判別しにくいんよね。
沖縄のシュノーケルでよく見かける、トラ柄模様のシマハギもニザダイ科で、群れで泳いでます。
↓この動画に大群で藻を食べてるニザダイの魚たちが写ってます。(サンノジは多分いない)
なぜ匂いが強烈な魚といわれているのか?
ニザダイは岩礁や珊瑚礁のコケ(藻類)を主食にしているため、内臓や皮に独特の磯臭さを持っています。

名前の由来は諸説あるようで、
①「おならの臭い」がするから!?
「トカジャー」という言葉は、沖縄の方言で「トカ(おなら)」+「ジャー(〜の香りがするもの)」という意味があります。
つまり、直訳すると「おなら臭い魚」という意味なんだとか。(AIジェミニー談)
②10日間も匂うからトゥカジャーという名前になった!?説
特に鮮度が落ちるとその磯臭さが強くなることから、可哀想な名前がついてしまったようです。
けれど、新鮮なうちに正しく下処理されたトカジャーの白身は歯ごたえがあり、マース煮(塩煮)や刺身にすると非常に美味しく、高級魚に劣らない美味な魚なのです♪

トカジャー(ニザダイ)の刺身
私が名護でよく行くお刺身屋さんで「トゥカジャー」と書いてある見慣れない刺身が売ってたので食べてみました。
この時は「トゥカジャーって何だ?」という好奇心で買ってみたんだけど、後で調べたらどうやらニザダイ。
あの海の中でイナゴのように集団で泳いで、いっつも岩礁をつっついてるあの魚群か!というのが分かったんです。
買った刺身は「サンノジ」かもしれないけど。(買った時に聞いとけばよかった)

このトゥカジャーの刺身は、臭みは一切なく、ワサビを付けなくても食べられるほど美味!
皮付きのお刺身だったのが特に良くて、トゥカジャーの旨さを知り尽くしたプロならではの捌きなんだろうなと感じました。
というのも、「皮」と「身の間」に一番濃厚な旨みと脂の甘みが詰まっていて、皮の歯ごたえが抜群!

皮は熱を通すことで臭みが飛んでいて、モチッ、コリッとした皮の独特な食感と香ばしさがプラスされて、噛むたびにジュワッと旨みが広がる。
そして、身はクセがなく美味。
完全にトゥカジャーの皮付きのお刺身にハマりました!
このお値段で最高の刺身です。
沖縄に行くと、皮付きイラブチャー(ブダイ)の刺身を好んで食べてたんですが、それを超えるお刺身に出会ってしまいました♪

いつ行っても人だかりのお刺身屋さんだけあって「旨い刺身」に出会えました♪
海の中でたむろして岩に群がるあのニザダイが、まさかこんな極上のお味になるなんて見直しました。
自然の恵みは本当に奥深い。
美味しい沖縄の思い出がまたひとつ増えました♪
さばく時の秘訣・注意点
ニザダイは藻類をどん欲に食べるので、体の大きさに比べて腸が物凄く長い魚なんです。というのも、藻類は消化に時間がかかるから腸が長いんだとか。
そのため、内臓に磯臭さがあると言われています。
なので、鮮度が命!新鮮なうちに捌く!
そして、臭みがある内臓を傷つけずに取り出す!
こうすることで臭み無く、美味しく刺身でも食べられます♪
私が食べた皮付き刺身で食べる時は、皮を炙ることで皮の臭みもなくなり、食べやすくなります。
皮を引くとカルパッチョとかでも美味しく食べられそうです。

包丁の刃先を深く入れすぎて、内臓(特に腸)をうっかりプチッと破ってしまうと、強烈な磯臭さが一瞬で新鮮な身に移ってしまって台無しになってしまうので要注意!
腸を破いてしまうと、10日間オナラ臭さが取れないという惨劇になってしまいます。
お腹に少し切れ込みを入れたら、包丁を使わずに手を入れて、内臓全体をつぶさないように塊のまま「ごそっと」優しく引き抜くのがコツなんだとか。
内臓を取り出したら、すぐに骨の周りにある血合い(血の塊)を流水で綺麗に洗い流し、水分をキッチンペーパーで完全に拭き取ります。
身に水気が残っていると臭みの原因になるため、ここからは水を使わずにまな板や包丁も綺麗に拭いてから身を下ろしていきます。
完璧な下処理を行ったトカジャーのお刺身は、通説の「おなら臭い」という不名誉な名前が嘘のように、全く臭みがなく、非常に上品な味わいになります。
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