「海底湧水(かいていゆうすい)」って知っていますか!?
沖縄北部国頭村の海でシュノーケリング中でした。海の中で冷たい水が鳥肌が立つほどこんこんと湧き出てくるという神秘的な体験をしました。
沖縄の温かい海水と、湧き出てくる冷水が混じりあう「シュリーレン現象」も起こってました。
今回は、海底湧水の不思議と感動、神秘的な水中世界をリポートします!
沖縄本島 国頭村
シュノーケル・スキンダイビングポイント

沖縄北部のヤンバルで2~3年ぶりに泳いできました。
確か、2024年頃に珊瑚の大白化現象が世界的に起こり、沖縄県全域にも影響が出たとニュースやSNSで話題になってましたよね。

あと、白化現象だけでなくて沖縄の集中豪雨などで赤土が海に流れ出たことで珊瑚が傷むという追い打ちもあったようで。

サンゴが大ダメージを受けた時期に、私がちょうど多忙な頃で海活を控えてたため、珊瑚礁の状況が分かずじまいだったんですが、やっと数年ぶりに沖縄北部でシュノーケルすることができました♪
数年ぶりの「やんばる(山原)」の珊瑚礁がどうなっているのか気になるし不安でいっぱい。
結果としては、予想通り珊瑚は痛んでましたが、それでも予想に反して生き残ってる珊瑚も多かったから、悲しさと嬉しさの両方を味わいました。

で、数年ぶりに新与那トンネルの海岸で泳いでみたら、神秘的な現象を体感したんですよね。なので、ブログに書いておこうと思ったのであります。
私が体感した現象をインターネットで検索してみたら、どうやら「海底湧水(かいていゆうすい)」だったのでは?と判明。
あくまでネット情報なので、本当に「海底湧水」だったのかは分からないけど、私が調べた範囲で書いてみようと思います。
新与那トンネルの海岸の場所やアクセスなどは、私の過去ブログを見てみてね!

新与那トンネルの海岸でシュノーケルした動画も作ったけど、YouTubeでは海底湧水については詳しく触れなかったので、ブログに書くことにしました。興味ない人もいるし、動画であれこれ説明すると堅苦しくなるかなと思ってブログにしました!
私が体験した不思議な現象
シュノーケルで沖を泳いでた時に、珊瑚礁の深い割れ目の海底から物凄く冷たい水が大量に湧き上がってきてて、最初はなんとも言えない不気味さを感じました。

一か所ではなくて、深い割れ目がある所から際限なく湧き上がってました。
しかも海中が濁っていて透明度も悪く、深い海底から冷水が上がってくるから変な潮流があるんじゃないかと怖さもあったりで。
水面は暖かいのに、珊瑚礁の割れ目からは冷水が上がってくるから、温度の違う海水が混じりあう場所はモヤモヤと蜃気楼のように海中が揺らいでて、めちゃくちゃ視界不良。

冷水の得体が分からず不気味だし、視界は悪いしでなんとも体がゾクゾクする不思議な体験でした。
私のYouTube動画にも水中がモヤモヤしてるのが写ってるけど、魚が大量に泳いでて珊瑚もガチャガチャ写ってるから映像では分かりにくいかもしれません。
海底湧水(かいていゆうすい)とは?
陸に降った雨や雪が地下に染み込み、地下水となって海に流れ出し、海底から湧き出てくる現象のこと。

私が泳いだ新与那トンネルの海岸では、海中の岩礁の割れ目から冷たい水が湧き上がっていたので、やんばるの山から海に流れ出た地下水の可能性があります。
海底湧水が起きる仕組み
山に降った雨の一部は川になりますが、多くの水は地面に染み込み、時間をかけて地下水(水脈)になります。
この地下水が、陸地から海へとつながる地下の岩の隙間や割れ目を通って、そのまま海底からジュワ~っと湧き出すのが、海底湧水の仕組み。

沖縄本島北部(やんばる)は、豊かな森に大量の雨が降る地域で、山と海が近いことから海底湧水が顕著なのかもしれません。
なぜ冷たいのか?
真夏の沖縄の強い日差しを浴びる海水は、浅瀬だと30℃近くまで上がって「ぬるま湯」のようになります。
一方で、厚い地層の中を通ってきた地下水は日光が一切当たらないため、年間を通して約20℃〜23℃前後のひんやりした温度に保たれています。
そのため、海中で触れると「ひゃ!」とするほど冷たく感じるらしいのです。
地層のフィルターを通って濾過された「冷たくて、透明な水」だけがピンポイントで湧き出てきます。(水が混ざり合う境界でモヤモヤとした陽炎のような「シュリーレン現象」が見られるようです)
海への影響は?
川の河口と違って、海底湧水は「泥(赤土)」を伴いません。
塩分濃度は少し下がるようですが、珊瑚や岩礁に泥は被らないようです。

確かに、海中を見渡してみても赤土らしきものは分からず。
浅瀬のサンゴにも土は被ってなかったし、海底は白砂でした。
シュリーレン現象
温かい水と冷たい水が混じりあう境界で、水中がモヤモヤと揺らぐ現象のことを「シュリーレン現象」と言います。
シュノーケリング中に、このモヤモヤの中に入ってしまうと、一瞬カメラのピントが合わなくなったように視界がぼやけて、なんだか不思議な感覚になります。
水中動画を撮っていても、シュリーレン現象の中に入るとモザイクがかかったようになってしまうので、撮影的には「あちゃー、ピンボケ状態で映りが悪いな」となります。
海中の場合は「塩分濃度」と「水温」のダブルの差でシュリーレン現象起きるらしいです。
冷たくて軽い「真水(地下水)」と、温かくて重い「海水」の2つのまったく性質が違う水が、海の中で急に混ざり合うと、光の屈折率がバラバラになって光がまっすぐ進めなくなります。それが人間の目に「モヤモヤした陽炎」として映るらしいのです。
YouTube動画の中では、特にシマハギ軍団の辺りでシュリーレン現象が酷かったです。シマハギが大群で泳いでるシーンをよく見ると、映像が揺らめいてるんですが、泳ぎながら撮ってるから手振れとかもあって分かりずらいかもしれません。

宮古島のインギャーマリンガーデンでシュノーケルした時もシュリーレン現象で視界が悪くて、物凄く泳ぎにくかった記憶があります。あれも地下水だったのかなぁ。あそこも夏はぬるま湯だったしね。
なぜ海底湧水を顕著に感じたのか?

私が泳いだのは、大潮の干潮で潮止まりの時間帯
大潮の干潮時は、海面の水位が一気に下がり、海水圧が弱まります。
すると、山から地下水脈を流れてきた湧水を押し出す水圧が勢いを増すため、岩の割れ目から一気に湧き出しやすくなります。
潮止まりで周辺の海の動きがピタッと止まっていたからこそ、海底から湧き上がる地下水の流れや冷たさをダイレクトに感じられたのだと思われます。
この日は、水中の珊瑚が透けて見えるほど凪状態だったんですよね!

奇跡的に様々な条件が重なったからこそ体感できた、やんばるの自然の神秘でした!
大潮の干潮時
私が行ったのは大潮の干潮だったため、潮が驚くほど引いてインリーフがむき出し状態でした。
ここの浜はインリーフがやたらと広く、大潮の干潮時には潮がどん引きになるので地元の人が釣りや磯捕りに来ています。
かつては地元の人が来る程度の浜だったのに、今年(2026年の夏)行ったら、OKUMAビーチの車が止まっていて、浜には外国人を含めた観光客らしき御一行がビーチコーミング(ビーチウォーキング)に来てました。


OKUMAビーチには米軍の保養施設があるから、ヤンバルでも米軍関係者(外国人)を多く見かけます。
この海岸もツアーで来るような場所になったんだなぁと観光の変化に驚きました。
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