空気で膨らます折りたたみ式
インフレータブルカヤック
使い勝手・性能・乗り心地はどう?
車に積みやすくて持ち運びがしやすいカヤックが欲しくなり、デカトロンの「ITIWIT 空気式クルージングカヤック 1~2人用」を購入しました。ダム湖で紅葉カヤックしたくなったんですよね。友達がアルフェック(ARFEQ)の二人乗りカヤックを持ってるから事あるごとに同乗させてもらってたんですが、とうとう私もお手軽&お手頃価格なカヤックが欲しくなってデカトロンの空気式カヤックを買ってみました。
購入したカヤックの初乗りを岡山県の奥津湖でしてきたので、使い勝手や乗り心地などを紹介したいと思います。単なるカヤック好きの素人目線からの感想になるんですけど、購入を考えてる方の参考になればと思います。
デカトロン
デカトロン(Decathlon)はフランスのスポーツ用品会社で、1976年にフランス北部の都市(リール近郊)に設立されました。世界最大のスポーツ用品チェーンストアと言われていて、54か国に1500以上の店舗があります(2019年4月時点)。
日本には2店舗あり、兵庫県西宮市の阪急西宮ガーデンズ店と、千葉市のイオン幕張店があります。
私は西宮店の開店当初から色々と購入しているんですが、初めて行った時は値段がリーズナブルなことに驚きました。西宮店はデカトロンの日本1号店だったので評判や品質が分からないこともあり、最初のうちは小物を買ってて、実際に数ヶ月~1年以上使ってみたところ安かろう悪かろうといった品質ではないので気に入って使っています。安くてもちゃん使えてるし耐久性もあるので2年前にスキーウェアも買ってみました。初心者スキーヤーの私にとっては何の問題もなく使えています。(上級者になるとウェアにこだわりが出てくると思うけど、私は着心地がよければOKレベルなんで)
特にスポーツウェアに関してはサイズが豊富で、小さいサイズからかなりのビッグサイズもあるのでさすが外国製といった感じ。デカトロンのホームページを見ると取り扱い商品をチェックできます。
デカトロンのオープン以来、小物、水着、スキーウェアをなんやかんやと買って使ってきて個人的な総評は上々だったこともあり、とうとうお値段が張る空気式クルージングカヤックを思い切って買ってみたのでした。
カヤックの大きさ・重さ・価格
デカトロンの空気式カヤックの大きさは3種類あります。
●1人用(黄色)、使用時のサイズ:長さ 300cm。幅 95cm。重さ11kg。¥34,900(税込)
●1~2人用(緑色)、使用時のサイズ:長さ 340cm。幅 103cm。重さ14kg。¥47,900(税込)
●2~3人用(オレンジ色)、使用時のサイズ:長さ 382cm。幅 108cm。重さ17kg。¥54,900(税込)
私がカヤックをする時はほぼ2人乗りなので、2人乗り基準で検討しました。
1~2人用にするか2~3人用にするかで迷い、お店に実物を見に行ってみました。(春~秋のシーズン中だとカヤックが展示してあるので実物の大きさが分かります)
お店の展示品に乗ってみたことでカヤックの実寸確認ができたので、購入後の失敗や後悔はありませんでした。外国製だからか2~3人用(オレンジ)のカヤックは思ってた以上に大きく、私には1~2人用(緑色)のサイズがちょうど良かったです。
↓私が買った1~2人用(緑色)

↓私物を載せたまんま撮ってしまいました

私がダム湖でデカトロンのカヤック(緑)を膨らませていたら、2~3人用(オレンジ)の方を買った人と出会い、その方は3人用の方を買っらしくて思ってた以上に大きかったから緑のカヤックのサイズがちょうどよかったかもとおっしゃってました。
何人(+ペットの犬)で乗るかによりますが、2人で乗るなら1~2人用のサイズが程よいのかも?
収納時の大きさ
リュック型のカバンに、カヤック本体と座席が2個が入ってます。(パドルと空気入れは別売)
私が買った1~2人用(緑色)のバッグ収納時のサイズは、高さ 67cm、幅 44cm、厚さ30cm。

↓カバンの後ろはリュック型になってて背負えます

↓分割できるパドルや空気入れもオールインワン収納できるようになってます

ライフジャケットは大きさが様々なんで、同梱できるかはライジャケのサイズによります。
カヤックをするときはライフジャケットも必須アイテムです。
カヤック使用後に自分でカヤックを折りたたんだら、だいぶコンパクトに折りたためてしまって、カバンの上部がへこむくらい小さくなっちゃっいました↓

登山用品やキャンプ道具によくある「収納ケースがジャストサイズ過ぎて収納時に一苦労する」ということがなかったので助かりました。ケースがジャストサイズだと一発で入らなかったりしてイライラしちゃうんですよね。
↓車のトランクに入れた状態(空気入れも購入)
組み立てたカヤックは大きいんですが、収納時はなかなかコンパクトです。

友達が持ってるアルフェック(ARFEQ)の二人乗りカヤックも組み立て式だけどもっとかさばる大きさで19.5kg(ほぼ20kg)あるから私にはめちゃ重いんですよね。デカトロンのカヤックは14kgだから私でも持てる重さです。
組み立て
リュックケースから取り出した本体です。

パカっ!っと開くと

本体の中に座席が2個入ってました。

本体を取り出したら、専用の空気入れで空気を入れていくだけ。
組み立ては簡単すぎるほど楽ちんだけど、シュコシュコと空気を入れるのに息切れした(笑)
カヤック本体の空気を入れる栓は3つあります。
座席にも空気栓が1つあります。
空気を入れる栓
空気を入れて膨らますだけの作業なんですけど、初めて組み立てた時は若干手間取りました。
空気を入れる栓が何個にも分解できる構造になってるから訳分からんかったのです。
空気を入れる時は、紐が付いている一番上の栓を外すだけでOKでした。

ちなみになんですが、もう一個下の栓(中栓)も外せます。
空気を入れすぎてしまったら、この栓を緩めて空気を抜きます。ただし、空気がパンパンに入ってる状態で栓を抜いてしまうと空気が一気に抜けて栓が弾き飛んで手を怪我しそうになるので、ネジを徐々に回して栓を緩めていきます。

↓空気を抜くときは、中栓を徐々に緩めて空気を抜いていく

上の写真の状態で更にもう一つ下の栓も取れるんです。一番下の栓はカヤックを干す時に外すのでまた後で書きます。
で、空気を抜く時にこの中栓を完全に外してしまった場合、中栓には上下があるのでもう一度栓をするときは要チェック。
↓パッキンが付いてる方が下

↓パッキンが付いてない方が上

カヤック本体の空気栓は3ヶ所
カヤック本体の後方に空気を入れる栓が3つあります。
この3ヶ所に均等に空気を入れてます。

説明書によると、夏は空気が膨張しやすいのでパンパンに空気を入れてしまうと破裂する危険性もあるとのことです。
座席の空気を入れる
座席は空気を入れる栓が1ヶ所だけ。

カヤック本体と座席に空気を入れればほぼ完成♪
座席を取り付ける
座席はマジックテープ式になっているから取り付けや移動もいたって簡単。
座席の位置を微調整して、背もたれの紐をカヤック本体に固定するだけ。

2人乗りの場合、前の座席を前方に設置しすぎると、乗ったときにかなり不安定になります。パドルを漕ぐ度に揺れで落ちそうになって怖かったです。乗る人の体重差とかもあると思うけど、パドルを漕いでみて不安定さを感じたらカヤックを一度陸に上げて座席位置を調整するといいと思います。

横流れ防止ボードを取り付ける
風や波でカヤックが横流れしないように、ボード(板)をカヤックの底に取り付けます。
カヤックをひっくり返して、三ヶ所にボードを差し込みます。

↓スライドさせて差し込みます。

板は前後形状が違うので差し込む時にを間違えないように。
↓板をはめたら、抜け落ち防止のピンを差し込みます。



横流れ防止ボードを付けるとカヤックの底に出っ張りができるので、水量が少ない川ではつけない方がいいかと思います。海や湖でも浅い所だと船底がガリガリと擦れてカヤックの破損につながりかねないので要注意。
以上でカヤックの艤装(組み立て)は完了!
初めて組み立てた時はちょっと手間取ったけど、一度経験したら次からはスムーズに出来そうな感じでした。お店の人によると、慣れれば15分ほどで組み立てられると言ってました。
カヤックの片づけ方
カヤックを片付けるときもいたって簡単で、空気を抜いて、水気を拭いて(乾かすのは家でもOK)、折りたたんでバッグに収納するだけ。
私は来年の春までもうカヤックを使わないから、しっかりと干してから収納しました。で、完全に乾燥できる仕様になっていることに気づいて感動!安いだけでない使い勝手の良さがありました。
デカトロンのカヤックは2重になっていて、カバーの内側にビニール素材の浮き本体が入っています。
カバーにファスナーや空気を入れる栓が付いているので、ファスナーを開けて空気栓を取り外してしまえば、カバーと浮き本体が完全に分離できます。
カバーと浮き本体を分けて干すことで乾燥時間が短縮できたし、完全に乾かすことができました♪
↓空気栓を根本から外してしまいます。

↓拡大

空気栓を外したら、カバーの内にあるビニールの浮き本体をズルリと引き出すことができます。
この作業は外でした方がいいです。
カヤックを使った後はカバーの内側にも水がいっぱい入っていて、ファスナーを開けると水がボトボト出てきました。
↓廊下でやってるけど、乾かした後にやってます。

こんな感じでイカの皮を剥いでるかのように中から白い本体が出てきます。

カヤック本体丸ごとカバーが外せたし、座席もカバーが外せました。

ビニールの方はタオルで水を拭いてしまうと、程なく乾いてしまいます。
カバーは水をかけて汚れを落としてもいいし、ぞうきんで水拭きしただけでも汚れが落とせました。カバーの中に残っていた水も拭いたら乾きやすくなったので、外で裏表しっかり乾かして私のカヤックちゃんは来期までお休みです。
取り扱い説明書
カヤックの組み立て説明書も載せておきます。

PDFファイルの説明書はこちら


修理キット
カヤックが破けた時の応急修理キットも同梱されています。
が・・・、使い方がよく分からないのと、肝心の接着剤が同梱されていないという「いざというときに役に立つのか?」という代物。
↓説明書と修理キット

説明書は図解のみ

よく分からなかったからお店の人に聞いてみました。
使い方はですね、

写真の赤い囲みのキットが透明シール(多分これはシールだろうと言われました)になっているので、これで破れた所を塞ぐ。
そして青い囲みのキットを目隠しとして貼り付ける。ということでした。
でも、この目隠しカバーを貼り付ける接着剤は自分で用意しないといけないみたいです。デカトロンの空気カヤックは購入後2年間は無料保証してくれるので、破損した時はすぐにお店に連絡した方がいいと思います。
私は別のカヤックで沈した時に穴が開いた事があって超焦った経験があるんです。四万十川を下っている時にカヤックに穴が開いしまい、まだ川下りの工程が残っているのに水が進入してくるから冷や汗ものでした。そんな経験もあるから、私は接着剤を自分で用意してカヤックと一緒に持っていこうと思います。ちょっと前にマリンシューズを修繕した時に買った水に強い接着剤が使えそうなんで応急処置に持っていこうかな。(この話はブログに書いてるんで見てみてください)
モンベルにもカヤック修繕用の接着剤の取り扱いがあるようです。(税込770円)
乗り心地
最後に、実際にデカトロンの「ITIWIT 空気式クルージングカヤック」に乗ってみた感想です。
見た目も大きいカヤックですが、乗ってみても大きく感じました。
空気で膨らませる仕様なので、カヤック経験者だとゴムボート的な乗り心地に感じるかもしれません。
座席も空気を入れるから座位が高く感じました。私がいつも使っていたアルフェック(ARFEQ)のカヤックだと水面との距離が近いから乗ったときに水面との一体感があんですが、デカトロンのカヤックはゴムボートに乗って浮いている感があります。
とはいっても、パドルを漕いだらスムーズに進むので推進力に違和感はありませんでした。ダム湖でしかまだ使ってないんですが、湖で乗る分には問題なく楽しめました。ただ、安定感に若干不安を感るので私は湖やダム湖での使用にとどめておこうかと思っています。
海での長距離ツーリングにはちょっと不向きな感じが否めないかな。横流れ防止ボードが船底にあっても海は風や潮の流れがあるから私の腕前では沖で乗るには勇気がいります。海でも湾の中だったりビーチから離れずに遊ぶ分には大丈夫そうなので、ビーチ遊びの時は持っていきたいと思ってます。
荷物は前にも後ろにも積めるので防水バックに荷物を入れておけばカヤックでピクニックランチやコーヒータイムも楽しめます。カヤックでしか行けない場所に上陸して一服するのは至福のひとときです。
カヤックのブログもいくつか書いているので、よければ読んでみてください。
購入方法
直営店に行けるならお店で実物を確認して買うのがベストですが、遠方でお店に行けない人はネットで購入も可能です。
●デカトロン直営店で買う(千葉、西宮の2ヶ所)
●デカトロンのホームページで購入
●楽天ショップなどの通販サイトで買う(保有ポイントがあれば割引料金で購入可能です)
そうそう、ちなみに私はパドルは他社のものを使っています。
モンベルやデカトロンで売ってる安いパドルはやや重たいんで、もうちょっと軽くて長時間漕いでも疲れにくいパドルをネットで買おうと思っています。友達がPoint65 Easy tourer(ポイント65 イージーツアラー ) のパドルを何年も使っていて私も使わせてもらってるんですが、値段、重さ、耐久性なんかも良いので自分用のカヤックを買ったついでにPoint65のパドルを改めて買いたいと思います♪


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