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浜比嘉島【シルミチュー】森の中の聖地。琉球の子孫繁栄はこの洞窟から始まった!?

 

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駐車場から聖地シルミチューへの行き方

では、本筋に戻りまして、聖地シルミチューへは道を真っ直ぐ歩いていきます。

この道の先がどうなってるのか見通せないから不安になるけど、鳥居がある所までは道が平坦で歩きやすいです。

道なりに歩いていくと突然厳かな雰囲気になり、鳥居が現れます。
車を降りて2分ほど歩いた所に鳥居があります。

「暑いなー暑いなー」とダレた気持ちで歩いてきて、木々に囲まれた森に入ると景観がガラリ変わって鳥居が現れたので気持ちがキュッと引き締まりました。雰囲気に圧倒されたのか不思議と厳粛な気持ちになりました。パワースポットと言われているのが分かるような気がします。

聖地シルミチューに訪れると子宝に恵まれる

同じ浜比嘉島にある「東の御嶽・シヌグ堂」の雰囲気もとっても良かったけど、このシルミチューの空気感も凄く良かったです。沖縄で鳥居がある場所でこんなに心が静まるなんて初めてかも。

これからこの階段を上がっていきます。108段あるそうです。

↓階段全部が写ってる写真があった

一見、段数の多さにギョッとしたけど、登り始めたら意外と休憩無しで行けまして、上まで2~3分ほどだったと思います。

階段を上がっていくと、上の方に鳥居がもう一つあります。

二つ目の鳥居の奥に、アマミチューとシルミチューが住んでいたとされる洞窟が見えています。
この洞窟が聖地として崇められています。

階段を上りきると参拝スペースがあり、洞窟には柵があります。

洞窟は高さがあって、木の根っこが岩壁を這うようにして伸びているから迫力ありました。

大昔の人々は雨風をしのげる洞窟に住んでいたんですね。

実に立派な威風堂々とした洞窟です。大昔なら豪邸級の住居だったのかなぁなんて。

↓フェンスにお賽銭箱がありました。

 

↓洞窟の中には祭壇のようなものがあったり

↓鍾乳石のような石柱のような物もうっすら見えたから洞窟の中は鍾乳洞のようになっているのかもしれません。

洞窟内には鍾乳石の陰石があり、子宝の授かる霊石として崇められているそうです。

そして、この洞窟前の参拝場や洞窟の割れ目に珊瑚の欠片がいっぱいありました。
珊瑚をここまで運んで敷き詰めたのか、参拝者がおのおの持ってきたのか。

海岸から離れた山の上に何でサンゴがこんなにあるのだろうかと不思議だったんですが、下の鳥居の所に、「毎年、年頭拝みの時に比嘉の祝女(ノロ)が中心となって浜辺から小石を一個持ってきて、洞窟内にある壺に入れて拝んでいる。」と書いてあったから、それにあやかって参拝者が珊瑚の欠片を海で拾ってきて、洞窟の割れ目に詰めたり地面に撒いたりして願い事をしていてるのかな?と思ったりしました。

アマミチューとシルミチューが暮らしていた頃は、この洞窟はもっと海に近かったかもしれないし、どうんな生活をしていたのだろうかと想像が膨らんだりもして、琉球開闢神についてもっと知りたくなった参拝になりました。

 

アマミキヨ(アマミチュー)とシネリキヨ(シルミチュー)の伝承って沖縄のいたるところで見聞します。沖縄北部の離島・古宇利島に行った時も「始まりの洞窟」という場所があって、琉球人の祖となる男女2人が暮らしていたと言われる所でした。ここも洞窟があってエメラルドグリーンの海に囲まれた素晴らしい場所でした。私のブログにも書いてるのでぜひ見てみてください。

 

★うるま市の情報サイト「うるま時間」にも「シルミチュー」が掲載されてます。

 

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