後生掛自然研究路の奥の方になると、さらに見どころの大御所が控えていて、圧巻の光景が楽しめました。
大湯沼
遊歩道をどんどん歩いていくと、広~い泥沼が登場します!
この「大湯沼」はマッドポットや泥湯が沢山集まって沼のようになった所。
水温は83度以上あるらしく(もはや熱湯!)、西の方にエリア拡大中らしいので火山活動が活発なのが見て取れます。
ありこちから煙が立ち上り、グツグツと煮え立っています。マグマの熱い息吹を直に感じます。
紅葉真っ盛りの背景に活火山の煙がこんな立ち上がる異様な光景は他ではそうそう見られない。
泥火山も山ほどあって、ひたすらボコボコと湧いてました。
大泥火山
さらに後生掛自然研究路の一番奥に「大泥火山」があります。
前述した泥火山の総大将・親分的な場所で、大きく立派な泥火山が連なっています。
ここはもともと泥沼だったらしく、大正6、7年頃からマッドポットの形成が激しくなり現在のように泥火山に成長したとのこと。規模の大きさでは日本一なんだとか。
泥の厚さは8mで、噴出物の温度は94.5度。
ここは私が行ったときはそんなに活動してないように見えました。大泥火山の座をキープできるかどうかは、火山活動次第なので頑張って欲しいところ。
↓この大泥火山から大湯沼に抜ける遊歩道が通行止めになってました。
ロープが張られてて入れないし、草も茂ってたので、来た道を引き返して駐車場に戻りました。
後生掛温泉は「馬で来て下駄で帰る後生掛」と言われたほど温泉の効果効能の高さで知らています。後生掛自然研究路を歩くことで、温泉の源を「見て・感じて・知る」ことができたのでとても面白みのある散策路でした。
別の場所にある「玉川温泉ビジターセンター」も興味深い展示内容だったので、活火山や温泉について興味がある方は訪れてみてはどうでしょうか。
八幡平の散策・トレッキングコース
車で回りながら、大沼遊歩道・後生掛自然研究路・大場谷地の木道・玉川温泉自然研究路を散策するお手軽なコースです。いずれも30〜40分程度で歩けて、季節の花々や紅葉、泥火山や噴気、温泉の噴出等の火山現象が楽しめます。
後生掛温泉に泊まる
後生掛温泉に宿泊することもできます。
後生掛温泉は源泉掛け流し。
内風呂には蒸気が立ちこめ、後生掛自然研究路で見た湯泥が堆積した湯船もあるので泥を体に塗って温泉効果を高めることもできますよ。
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