焼山
晴れていたら遠景に焼山も見られます。
ズームアップ!
焼山の山裾あたりの紅葉はオレンジ色よりも茶色寄りの色になっていたので落葉間近といった感じでした。
実はこの焼山の存在があるから玉川温泉や八幡平アスピーテラインに温泉が湧いているんです。
何故こんな山奥に良質で湯量豊富な温泉がいっぱいあるのかと不思議だったんですが、玉川温泉ビジターセンター(入館無料)にふらりと行ってみたら私の疑問がスッキリ解明されました♪
温泉巡りしてて玉川温泉ビジターセンターに寄る人って少ないのかもしれないけど、行ってみたら思いもよらず為になりました。玉川温泉や八幡平の温泉巡りするならこの焼山の存在を知ってると温泉の恵みの凄さやありがたさを感じます。
で、ビジターセンターで知った事の受け売りですが、焼山は活火山!
焼山の噴火活動は30万年前に始まったそうで、しかもまだ現役の活火山なのです。
お局どころか恐ろしいほどの大御所さんです。がんばるよねー。
そして、活火山だから「いつかは噴火します」と、はっきり書いてありました。怖!
東北には多くの火山があって、火山マップもビジターセンターにありました。火山がいっぱいあるから東北には温泉が多いんですね。
玉川温泉や新玉川温泉は焼山火山のマグマが起源となっていて、後生掛温泉やふけの湯は地下水が火山の熱で温められたものらしいです。
ビジターセンターでは、焼山の地下で起こっている副産物が温泉だというのを分かりやすくビデオ解説してくれます。(難しい解説を読まなくて良いのがポイント。笑)今回温泉巡りをして、広範囲に温泉や噴煙ガスがボッコンボッコン噴き出ているのを見てきたので焼山火山のパワーの凄さを実感しました。ほんとマジ噴火しないで、地下活動だけをじんわりしといてほしいと思います。
話を玉川温泉大橋に戻して、晴れてると玉川大橋から焼山が綺麗に見えるけど、10月だと昼夜の寒暖差が大きくなるので朝とか夕方に霧が出て焼山が見られないときもあります。あと、雨が降りそうなときや雨の時も山は濃霧になってしまって一気に視界が悪くなります。
↓日中は快晴だったけど夕方に冷え込んできたと思ったら焼山にガスがかかり始めてました。
↓新玉川温泉では雨が上がったけど山の上は濃霧で、焼山が消えました~
同じ場所でも晴れてるとこんな感じ↓
玉川酸性水中和処理施設
玉川大橋の下も紅葉真っ盛り! そして川が流れてます。
実はこの渋黒川、玉川温泉と同じく非常に酸性度が高い水質らしいです。
川の上流にはある建物が目に付くんですが、何の施設なんだろうかと思っていたら・・・
酸性度が高い川の水を中和処理してから下流に放流している施設でした。
その名も「玉川酸性水中和処理施設」
この河川についての解説も玉川温泉ビジターセンターでビデオ解説してくれます。
1940年に玉川の酸性河川水を田沢湖に引き込んだところ、クニマスなどの多くの生物が絶滅してしまったんだとか。(風の谷のナウシカに出てくる「酸の湖」のリアル版みたいよね)
こりゃ問題だ!ということで、1989年に本格的な中和処理が開始されてからは、田沢湖にクニマスが住めるようになったということでした。実際、今の田沢湖ではクニマスが湖畔からでも目視できるほどウジャウジャ泳いでるので、この「玉川酸性水中和処理施設」はとっても重要な施設なんですね。
玉川温泉大橋から見る紅葉は絶景なんですが、玉川温泉ビジターセンターに行ってみるとより興味深く景色を眺めることができました。無料だからたまたま行ってみたビジターセンターでしたが、為になる情報がいっぱいで、これまた強酸性な玉川温泉の入浴法の解説もありました。ちなみに私は源泉に入ると肌がピリピリして30秒も入れませんでした。源泉50%でもちょっとピリつきました。
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