夏にやってくる渡り鳥
鳴き声が特徴的な野鳥
アカショウビン
今年の(2022年)大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ていて「あれ??」と耳が釘付けになった音がありました。1月23日放送回だったかな、山の上に住んでいる八重さんが出てるシーンでアカショウビンらしき野鳥が鳴いていたんです。山の雰囲気を出すために使われた野鳥の効果音ってだけのことですが、大好きな鳴き声だったんでブログに書くことにしました。
アカショウビンの鳴き声が大好きな私は、その鳴き声が気になってドラマの会話が耳に入ってこない(笑)嬉しいことに八重のシーン中に何度も鳴くんですもん。
録画してたから何度も巻き戻して見直しちゃったぞ。
アカショウビンは夏になると東南アジアから日本に渡ってきて繁殖し、秋になるとまた東南アジアに渡って越冬する渡り鳥。ウィキペディアによると西表島が日本有数の繁殖地らしいです。
うんうん納得。西表に毎年行ってた頃に思ったけど、西表が一番鳴き声が多かった。
ずーっと都会住まいの私は、夏に奄美大島や沖縄や先島諸島に行った時にしかアカショウビンの鳴き声を聞けないから、「キョロロロロー…」って鳴く声を聞くと「あ~南国だな~。なんて素敵な鳴き声。良い時間だな~」と南の夏をジーンと噛みしめるんです。
鳴き声こ聞きたい方はYouTube動画をご覧下さい。
姿も南国らしい赤い体で、くちばしも真っ赤。
写真:ネイチャーランド能勢の「アカショウビン」より
奄美大島以て南の島に行っても梅雨明け頃の6月中旬~9月くらいにしか鳴き声が聞けなくて、小さい鳥で素早く飛ぶから声は聞こえてもなかなか姿を見ることができないんですよね。
しかも鳴く時間が朝方か夕方が多くて、日中はあまり鳴かないみたいなんです。
1日の始まりに鳴き声を聞いて「朝だ~!」と元気をもらい、夕暮れ時に鳴き声を聞いて「1日が終わったな~」と南国の黄昏時を楽しむ。
そんなわけで、アカショウビンは季節限定で限られた場所でしか見られない野鳥で、私にとって癒しのレア野鳥。去年は梅雨明け前に沖縄に行ったせいか一度もアカショウビンの鳴き声を聞けず、奄美大島には夏の終わりに行ったせいかこれまたアカショウビンの声が聞こえなかったから寂しかったなぁ。
温暖化が進んで関西の真夏も熱帯並みになってるから、こっちにも渡って来てくれないかなと思ってしまいます。
余談ですが、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ではちょっとした細部のディテールが面白いなと思って見ています。たとえば、富士山の映像がたまに映るんですが、富士山から煙が出てるんですよね。鎌倉時代の富士山は活動していたみたいで、『遊行縁起』(遊行上人縁起絵)にも富士山が噴煙している様子が描かれています。
「鎌倉殿の13人」でまたアカショウビンの声を使ってくれないかな。
今年は鎌倉にも行ってみたいと思ってるからドラマの展開が楽しみです!
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