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世界遺産【慈尊院】は高野山詣りの表玄関!空海と母・玉依御前の親子愛を感じるお寺

 

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境内

門をくぐると、右に大師堂があり、正面に朱色の多宝塔が見えます。

↓御朱印やお守り等をお願いする拝堂や本堂は左にあります。

お寺の門を入ると正面に神社に続く階段があるんで、つい一緒に参拝しがちなんですが、車で来た人は神社の駐車場を利用して神社に参ってくださいとのことでした。

慈尊院は空海のお母さんが滞在していたお寺ですし、有吉佐和子さんの小説「紀ノ川」が映画化されて慈尊院が舞台にもなりました。境内にはおっぱいの絵馬「乳房型絵馬」が多く掛かっていて、「女人高野」と言われるほど女性の願掛けの参拝者が大勢来られています。見どころが色々あったのでブログで紹介していきたいと思います。

 

弘法大師堂

四国堂とも呼ばれていて、弘法大師 空海がご本尊です。

 

多宝塔

平成24年に解体修理した際の調査で、新事実が判明したそうです。
室町時代後期には三重塔だったらしく、江戸時代前期に多宝塔にリニューアルした事が分かったんだとか。

 

手水舎

手を洗って口をすすいで身を清める手水舎(てみずや、ちょうずや)にビー玉が置かれていてカラフルでした。

 

本堂

本堂は左手にあります。御朱印の看板がある方に行くとすぐです。

↓本堂はここの左あります。

御朱印の窓口やお守り等並んでるからそっちに目がいきがちで、私は本堂を通り過ぎてお庭の方に行ってしまいました。本堂はお庭の手前にあります。

↓これが本堂。可愛い空海(?)が立ってます。

 

↓触れると御利益があるという「みろく石」もあります。

弥勒石は高野山の奥之院の御廟橋を渡ってすぐ左側の中にある祠にもあります。

本堂の前にはお守りもいろいろ置いてあります。

 

乳房型絵馬

知っている方やお気づきの人がいるかもしれませんが、ここの絵馬はおっぱい型で、「乳房型絵馬」をご奉納して祈願するという珍しいお寺。

慈尊院は知る人ぞ知る、子宝・安産・授乳・乳がん祈願で有名で、和歌山県出身の有吉佐和子さんの小説「紀ノ川」が映画化された際には、慈尊院で安産祈願する際に「乳房型絵馬」を奉納するシーンもあるそうです。その影響もあってか今でも多くの女性が乳房型絵馬を奉納しに参拝に来られます。

女性や夫婦、家族の切なる願いがこもった絵馬がいっぱいです。(ブログに載せている絵馬は個人名や祈願内容が分からないようボカしています)

 

女人高野の慈尊院

高野山の山上は七里(28km)四方を女人禁制としていたので、空海に会いに来た自分のお母さんも高野山に入ることができませんでした。そのため、山麓にあるの慈尊院に母を迎え、空海が下山して会いに来ていました。

昔は高野山だけでなく全国の霊山が女人禁制でした。

女性の高野山への入山禁止が解除されたのは明治政府になってからで、それまで高野山では七つの登山口に女人堂を設けていました。高野山の表玄関だった慈尊院は「女人の高野参りは当院まで」ということもあって、子宝、安産、育児、授乳等を願って乳房型絵馬を奉納して祈願したり、髪の毛をお供して病気平癒を願ったので「女人高野」と言われるようになったそうです。

今では安産や子宝だけでなく、乳がんや子宮がんなどの予防・完治などの願掛けで来られる方も多いんだとか。

 

お庭

本堂の奥にはお庭があります。

↓世界遺産に登録された記念碑もあります。日本画家の平山郁夫さんの直筆らしいです。

4/17に参拝したら白い藤の花が綺麗に咲いてました。

慈尊院は高野山参りの玄関口となる寺院です。1200年余りの間、多くの参拝者が訪れた慈尊院から始まる高野山への道を感じてみてはいかがでしょうか。

私は尊院を拝観した後、世界遺産の丹生官省符神社も参拝してきました。
今回は子安地蔵寺の藤の花も一緒に見に行ってきたのでブログで紹介しています。

 

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