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世界遺産【慈尊院】は高野山詣りの表玄関!空海と母・玉依御前の親子愛を感じるお寺

関西・和歌山の世界遺産
「高野詣りは慈尊院から」
子宝・安産・授乳・乳がん平癒

慈尊院は高野山参りの入口となる寺院で、空海や空海の母・玉依御前(たまよりごぜん)にゆかりがあります。

816年に空海が高野山を開創する際、その表玄関として慈尊院を創建しました。高野山の政所(まんどころ)として創建したというので高野山全体の寺務所としての役割があったようで、高野山が雪に覆われる冬期には慈尊院で修行も行っていました。慈尊院の歴史や伝統は高野山の中でも重要であると認められ、世界遺産に登録されました。

世界遺産ロゴ、エンブレム

また、慈尊院は空海の母の玉依御前が滞在していたことでも知られています。
玉依御前は834年に讃岐の国(香川・善通寺)から空海が居る高野山を目指しましたが、高野山の山上が女人禁制のため玉依御前は高野山に入ることができませんでした。そのため玉依御前は慈尊院に滞在し、空海は母に会いに下山して月に9回この慈尊院に来ていたそうです。

 

空海は平安時代初期の僧で、真言宗の開祖。諡号(しごう)は弘法大師。

 

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場所

紀ノ川沿いにあり、最寄り駅は南海電車 高野線 九度山駅になります。

 

ブログ内に掲載しているGoogleマップは拡大・縮小できるので、指やマウスで画面を動かすと拡大・縮小できます。見たい大きさに調整してください。

慈尊院に滞在していた母に会いに空海が月に9度、高野山から下山してきたので、この地域が「九度山」と称されるようになったそうです。

慈尊院がある地域の「九度山」の由来になった逸話が御朱印所の窓口の上あります。

↓法皇や上皇も高野山詣に来られた様子も描かれてました。

 

行き方

公共交通機関での行き方は慈尊院のホームページをご確認下さい。

 

駐車場

お寺の門前に無料駐車場がありますが、台数に限りがあます。

駐車場を利用する際の注意事項がいくつかありました。

慈尊院の敷地中に丹生官省符神社に行ける階段があります。この神社は慈尊院とは別のようで、神社に行く場合は神社の駐車場を利用してくださいと書かれてました。(この看板を読まずに慈尊院に入ると、知らずと神社に行ってしまうんですよね。階段があるから行ってみようかという感じで、階段の上に何があるか分からなくて上がってみたら神社だったという流れで、ついでに神社も参拝してしまう人が多いようです)

 

境内の地図

駐車場にこの地図がありました。

 

駐車場のすぐ目の前にお寺の門があります。

立派な桜の木があったので、桜の時期に来ると良さそうな雰囲気でした。

この門の壁(築地塀)は和歌山県の指定文化財になっています。

慈尊院が高野山の政所だった歴史を知る上で非常に重要な遺構らしいです。

 

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