奄美大島の観光・見どころ
奄美群島が見渡せる穴場な展望台
奄美大島の端っこに西古見観測所跡という展望台があります。旧陸軍の観測所跡(壕)なのですが、観測所跡は残しつつ周囲を綺麗に整備して今は展望台となっています。奄美の島々をこれほど眺められる場所って他ではないのではないかと思うほどの眺望で、さすが陸軍が目をつけた場所だけあって見晴らしは抜群です。
場所
奄美大島の南部に位置する瀬戸内町の西端にあります。

ブログ内に掲載しているGoogleマップは拡大・縮小できるので、指やマウスで画面を動かすと拡大・縮小できます。見たい大きさに調整してください。
奄美大島南部の拠点地となる古仁屋という町から車で1時間ほど。
海岸線の地道627号線をひたすら行った終点地になります。
627号線の西端に西古見(にしこみ)という集落があり、その集落を通り過ぎてさらに車で五分ほど走ったところ西古見観測所跡があります。
駐車場
車が数台止られる駐車場があります。
トイレ・売店・食事処
西古見観測所跡にトイレはありません。
西古見観測所跡の少し手前に「西古見ナハンマ公園」があり、ここに公衆トイレやシャワー(無料)があります。この公園には駐車場や東屋、自動販売機もあるので休憩にピッタリの場所で、海水浴をしている人もいました。
古仁屋を出てから西古見までの道中で売店や食事処を目にしませんでした。自動販売機は集落などで見かけたのですが、食べ物は古仁屋のコンビニやスーパー、お弁当屋さんなどで買っていくのが安心かと思います。

西古見の集落に「西古見カフェ」がオープンしたようです。
■奄美大島|海水浴もできる西古見ナハンマ公園
西古見観測所跡について
昭和15年に作られてから約80年も経ち、雨ざらし状態なのにとても綺麗に残っていました。
きちんと整備されたお陰だと思います。
旧陸軍の跡地というので恐る恐る行ったのですが、不気味な雰囲気はなく、絶景が広がるなんとも開放的な場所でした。
外観は目立たないようになっているのですが、中からの眺めは凄かったです。奄美の島々を行き交う海上の監視台だっただけあって抜群の見晴らしでした。
観測所は2階建てになっていました。
それでは、中に入ってみます。
中は照明などがないので外から見ると薄暗いです。
でもね、中に入ってしまうと不気味さはありませんでした。
中から外を眺めると、めっちゃ見えるやん!身を隠してこれほど見渡せるとは!
見どころは景色だけでなく、内部の壁画も見どころ多しでした。
奄美の入りくんだ地形や島々の地図が正確に書かれていて、距離なども書いてありました。
これが野ざらしのまま約80年も現存しているのに驚きました。劣化しないようになんとか保存できないのかな。
↓覗き窓の上に、見える方向の島々が丁寧に書き込まれていました。
緻密に書かれていました。
西古見観測所跡について南海日日新聞に載っていた記事も興味深かったです→こちら
内部は2階建てになっているのですが、上の階には行けないようになっていました。
昔はハシゴか何かあったんでしょうね。
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