宮古島にも過去に大津波が押し寄せたことがありその時の大津波の威力が分かる場所が下地島にあります。大津波で打ち上げられたという巨岩を見ると当時の被害は想像を絶するものだったと思われます。
下地島の観光スポット・見どころ
帯石(下地島巨石)
明和大津波
今日(2024.4.3)台湾で起きた地震の影響で沖縄県全域に津波警報が出されました。
今回の津波の第一波が与那国島に到達した時は30㎝でしたが、30㎝の津波でも大人は歩くことは困難で、小さい子供なら流されてしまうほどの威力があります。
1mの津波で車が流されてしまい、3mの津波だと家が流されると言われています。
沖縄地方は大きな地震が比較的少ないイメージがありますが、過去には大津波が襲って大被害が出た歴史があります。
宮古島の離島の下地島には昔に大津波が来て巨大な岩が打ち上げられたという場所があります。(観光無料)
場所
帯岩(おびいわ)がある下地島は、宮古島や伊良部島と橋でつなっがているので車で行くことができます。
ブログ内に掲載しているGoogleマップは拡大・縮小できるので、指やマウスで画面を動かすと拡大・縮小できます。見たい大きさに調整してください。
下地島にはLCC飛行機が離発着する下地島空港があります。
帯岩は下地島空港のすぐ横にあります。
駐車場
数台は止められるスペースあり。
帯岩には鳥居があって、鳥居の前まで車で行くことができます。
それほどメジャーな観光スポットでもないので以前は車は余裕で止められたけど、この数年間で宮古島の観光客がめちゃくちゃ増えてます。まぁ、ここを見に来ても5~10分で皆さん立ち去るので渋滞はないと思われます。
帯岩とは?
帯岩は「おびいわ」と読み、下地島巨岩とも呼ばれています。
巨大な岩がご神体になっていて、この巨岩の前に鳥居があります。
この巨岩は、1771年3月10日に起きた大津波で打ち上げられたと伝えられています。
津波の高さは約40mだったそうで、マグニチュードは7.4
当時、この付近にあった木泊集落は大津波で全滅しました。
そして津波の襲来で大小さまざまな岩の塊が島に打ち上げられたそうです。
無数に打ち上げられた岩石は下地島空港の建設時に使われたそうで、特別大きな巨岩(帯岩)は伊良部町の要請で残されました。
帯岩は中央がややくぼんでいるので、人が帯を締めている姿に見えることから帯岩と呼ばれるようになりました。島の言葉でオコスコビジー(大きな帯をした岩)とか、ヌーマミージー(馬の番をする岩)とも呼ばれています。
そしていつの頃からか、民間信仰が広がり大漁祈願祭や航海安全、家内安全祈願が行われるようになり、現在は岩守護神として大事にされています。
岩の高さ:約12.5m
岩の周囲:約59.9m
岩の重さ:推定約2万トン
大津波が襲った1771年は江戸時代(明和)で、江戸幕府将軍は徳川家治。この時代の天皇は後桜町天皇、後桃園天皇でした。6
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