徳之島空港周辺の観光名所・みどころ
水中鍾乳洞「ウンブキ」

徳之島空港のすぐ近くに「ウンブキ」という水中洞窟があります。
ウンブキとは島の方言で「海の崖や海の谷」を意味するらしいです。浅間湾屋の地にあるウンブキなので浅間湾屋洞窟という呼称もあります。

観光名所になっているウンブキは水中洞窟の入口です。洞窟の入口は鍾乳石が氷柱のようにいっぱい突き出ていて鍾乳洞そのもの。そして洞窟の中は人が踏み込めないほど水が溜まっていました。そのウンブキの水が毎日増えたり減ったりするらしく、陸地にある洞窟の水が何故そんなにも増減するのかがいまだもって謎で、調査しても解明しきれていないことから徳之島のミステリースポットになっています。

そんなウンブキに行ってきたので地図や写真をまじえて紹介していきます★

場所

ウンブキは徳之島空港のすぐ近くというか、すぐ脇にあります。空港から車で2分ほどです。
ほとんどの観光客は飛行機で徳之島に来ると思うんで、めちゃくちゃ行きやすい場所にあります。

観光時間もそんなにかからなくて、私は徳之島を発つ日に空港に早く着き過ぎたんでウンブキに寄ってみました。なにげに立ち寄ったけど、ジブリに出てきそうな雰囲気があって面白かったです。

道路に大きな看板が出てるから分かりやすいです。

駐車場

駐車場は道路の真横にあって、ウンブキの入口も直結してます。
駐車場は無料。

駐車場から階段を下りていくとウンブキがあります。

階段を下りると一気に神秘的な雰囲気に変わります。

ジャングルというかジブリの世界というか一種独特の風景が広がります。

ウンブキについて

昔、珊瑚礁が地上に隆起して、長い年月をかけて雨や地下水が地中を浸食していき、地下に大きな穴が空いたのが鍾乳洞です。その鍾乳洞がまた海に没し、鍾乳洞内に海水や地下水が溜まって水中洞窟となったのがウンブキです。

ウンブキは海岸から400ｍの陸地にあるんですが、ウンブキに溜まっている水が毎日増えたり減ったりすることから、水中のどこかで海に繋がっていると考えられています。

本格的な調査が行われたのにも関わらず、どこで海と繋がっているのかがいまだに解明されてないらしいです。海の干満の影響を受けてウンブキの水位が変化するようなので、洞窟内のどこかに海側の開口部があるのだろうと推測されています。

調査では、陸地の開口部（一般観光OK）から洞窟内に入水し、曲がりくねった海中洞窟を700ｍ進んだ地点までは到達できたようですが、それでも海に繋がっている場所が見つけられなかったとか。本格的な調査が継続的に入っているにもかかわらず、海への出口がいまだ見つからないのがウンブキのミステリー。ウンブキの調査模様や水中内部の写真などが奄美新聞に掲載されているので、興味がある方は目を通してみてはいかがでしょうか。水中内部はまさに「水中鍾乳洞」で神秘的です。

「ミステリースポット」という言われるだけあって、ウンブキの入口も独特の雰囲気が漂ってました。

↓私が行ったときは海が満潮時だったのかな？割と水が溜まってました。

ウンブキは海水と地下水（真水）が混じり合うアンキアライン（汽水域）洞窟となっています。

発見例が少なかったり和名もついていない新種の海老や魚も水中洞窟内に生息していて、希少なウンブキアナゴの映像が日本で初めて撮影された場所でもあります。

テレビ番組「報道ステーション」で2019年5月6日にウンブキが取り上げられ、6月3日に続報も放送されたことでウンブキの知名度が全国に広がりました。

ですが、ウンブキでは個人的な洞窟ダイビングやシュノーケルで泳ぐのは禁止れています。
洞窟内に入るには許可がいるので、ミステリーに惹かれて勝手に泳いではいけません。

実際に行ってみて、ウンブキの水は濁ってて透明度悪かったです。洞窟の中は真っ暗だし、私は水に足を浸けるのもおっかない感じがしました。ウンブキの謎は神秘的だけど、実際見てみたらどことなく不気味な感じもありました。

↓ここに入ろうとは思わなかったです（涙）怖さが勝る。。。