バンコク市バスの乗り方【路線ルートやバス停の調べ方】初心者でも自在に乗りこなすコツ！

バンコクを初めて個人旅行した私でも市バスをなんなく利用できたので、市バスに乗るコツを紹介したいと思います。バンコクの市バスは網の目のように路線がある上に路線図ＭＡＰが配布されていないので、観光客は「路線図が分からない。降りるバス停が分からない。」と嫌煙しがちですが、市バスは電車（BTSやMRT）の次にオススメしたい交通手段です。バスの路線やバス停をチェックするには、バス路線図の本を購入するか、スマートフォンに無料アプリをダウンロードすれば解決できるので、バンコクをあちこち観光したり買い物に行きたい方は市バスにチェレンジしてみる価値が大きいです。

バンコクでのオススメ交通機関はなんといっても電車ですが、日本の都会のように電車が市内を網羅していないので、電車が通っていないエリアに行く時に市バスが便利になります。タイのタクシーはトラブルが多いので私は電車や市バスでは行けない時にしか使いませんでした。それでは市バスの善し悪しを押さえて乗り方をマスターしましょう！

市バスに乗るメリット

●運賃のぼったくりがなく、安い
（タクシーは遠回りしたり、料金をぼったくったりするので何かとストレスがかかる）

●電車（BTSやMRT）が通っていないエリアでも市バスは網羅している。

●車掌さん（運賃回収係）に行き先を行っておけば「ここで降りなさい」と、たいがい知らせてくれるので安心して乗っていられる。

●観光名所の近くにはバス停がほぼあるので便利。

●酷暑や雨の時、ちょっとの距離でも気軽に乗れる。

私はバンコクの市バスを何度も利用したのですが、特にトラブルなく乗れました。タクシーは値段交渉してきたり遠回りされたりほんと厄介だったので、安心して乗れる市バスは利用価値が大きかったです。

市バスの注意点

●通勤ラッシュ時間帯は渋滞に巻き込まれるので要注意

●路線が多いので間違えないようにする

バンコクのバス路線図の本

路線図の本が出ているようなのですが、私がバンコクで行った小規模な本屋さんには置いてなかったので買えませんでした。DACOさんの日本語の本はバンコク市内の日系の本屋さん（紀伊國屋書店など）で買えるとの情報がありました。

携帯アプリ「ViaBus」

無料のアプリで、スマホにダウンロードして使います。

日本にいててもバスのルートが確認できるので、旅行前の下調べにも使えます。
日本でこのアプリを開くと、自分の現在地の地図が開きますが、地図をバンコクに合わせるとリアルタイムでバスがいっぱい表示されます。バス停も表示されるのでクリックすると、そのバス停に止まるバス番号が表示されます。バスの番号をクリックするとそのバスが進むルートが表示されます。

私はバンコクで路線図本が買えなかったので、このアプリを使ってバスルートを確認しつつ市バスを乗り降りしました。アプリの表示は英語ですが、アプリの地図はGoogleマップと同じような地図が表示されるのでかなり使いやすいアプリです。

※旅行中、タイのどこででもスマホを使えるようにするには、スマホの手続きや設定などが必要になりますが、タイでスマホが自由に使えるとめちゃくちゃ便利なのでオススメです。

バンコクのバスにはGPSが搭載されていてこのアプリと連動しているので、市内のどこにどのバスが走っているのかリアルタイムで分かます。そして、自分が行きたい場所を通るバス番号やルートが簡単に分かります。

↓（参考）４７番のルート

ViaBusの使い方

①行きたい場所に地図を合わせる

↓（参考）観光地ワット・ポー周辺の地図

上の地図はワット・ポー周辺のバス停が表示されています。
（タイは日本と同じ左車線。車線に合わせてバス停が表示されます）

②バス停をクリックする

バス停をクリックするとそのバス停に止まるバスが表示されます。

停まるバスが黄色の枠に表示されます。スクロールすると全部見られます。

例えば、ワット・ポーから王宮ワット・プラケオに行きたいと思ったら、どのバスで行けるのか順番にクリックして路線を確認していきます。

すると、２５番のバスがドンピシャなルートを通ることを確認。

↓途中で停まるバス停も表示されます。

このくらいの距離なら歩けるでしょと思いますが、蒸し暑いタイではこの距離でも乗り物で移動したくなってしまいます。暑さで体力と気力がどんどん奪われてしまうので、移動はできるだけ「自分を省エネ」でと思ってしまいます。

市バスの乗り方

下車するバス停の名前を前もってチェックしておく

バス停の場所やルートが確認できたら、降りたいバス停の名前をチェックしましょう。

バスに乗ったら車掌さんが料金を徴収しに来るので、行きたい場所を伝えておきましょう。
有名な観光名所に行くときはその観光地の名前を車掌さんに言えば大丈夫なのですが、ローカルなお店や場所に行きたい時は降りたいバス停の名前を車掌さんに言っておくことをお勧めします。一応バス停に停まるたびにバス停の名前を叫んでいたようでしたが、日本人には聞き取れません。下車駅を言っておけば車掌さんが「ここだよ」と教えてくれます。

「ViaBus」アプリのバス停は英語表記ですが、Googleマップに表示されるバス停はタイ語で書いてある場合があるので、私はそれを車掌さんに見せて乗りました。

↓Googleマップ上の王宮ワット・プラケオのバス停

観光地以外のバス停で乗り降りするときは、「ViaBus」アプリでバスルートを確認し、降りるバス停がタイ語で何ていうのかをGoogleマップで表示しといて乗ると確実です。これができれば、バンコク市内を自由自在に市バスで行けちゃいます。

 

こんな面倒なこと出来ないわという方は、有名な場所（観光名所や電車の駅など）に行くときだけ市バスを使うと降りるバス停のタイ語表記をいちいち調べなくてよいです。

エアコンあり・なし

バンコクの市バスはクーラーがないバスが走っています。
赤いバスで、窓が全部空いているので遠目からでも分かりやすいです。
ちょっとの距離だと大丈夫なのですが、ある程度の距離を乗るときはクーラーのあるバスの方が快適です。

クーラー付きバスの方が少し高くなりますが、それでもタイ価格なのでお安いです。

↓エアコンなしの赤バス。窓全開。車内は扇風機が回ってます。

市バスの料金

路線やエアコンの有無によって料金が違います。
車掌さんが料金を徴収しに来るので、行き先を言うと（見せると）何バーツか教えてくれます。
料金を払うと乗車券をくれて、その乗車券に料金が書いてあるのでぼったくりはほぼないと思われます。

乗車券は料金を払った証拠になるので降りるまで手に持っておきましょう。

バスを降りる

降りる所を車掌さんに言っておけば、着いたら教えてくれるので降ります。
降りる時は特に何もしなくてもいいです。

バンコクの市バスでオモシロ発見！

床が板張り！？

エアコンなしの赤バスはとてつもない旧型車で、こんなレトロなバスがまだ現役でしっかり稼働しているのに驚くばかり。

バスの床が板張りって！初めて見たので驚きました。
板張り時代のバスじゃ、そりゃあ、クーラーないか。納得。

車検がない？

ドアがちゃんと閉まらない状態で走ってるバスもあったり。WOW！

ちゃんと閉まらなくても自動開閉はちゃんとできる。
どういう整備をしているのか謎すぎる。

市バスは日野自動車？

タイで走っている車の９０％以上が日本車ではないか？というほど、日本の車が多く走っています。

市バスのロゴも「Ｈｉｎｏ」でした。もしかして日野自動車？
でも日本で見る日野自動車のロゴはこれ↓なんですよね。

クラシック・ロゴ？なのか？？？

ギアがロ～～～ング！

バスはマニュアル車のようで、ギアが鉄棒みたいに長い！
思わず目が釘付け！
ギャグのような長いギアをガチャンコ・ガチャンコと操作。

バンコクの中心地で渋滞のない時間帯だと５分もせずにバスが来たのでストレスフリーでした。

一度市バスに乗れると「意外と簡単！」と思えると思います。
まず手始めに分かりやすいバス停での乗り降りで体験してみてください。

私にとっては初体験＆オモシロ場面が目白押しなバンコクの市バスでした。