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自宅シャワーをマイクロバブルヘッドに交換!購入前の下調べは必須

 

マイクロバブルやファインバブルって何?

 

テレビCMでよく見かける「シャワーだけで油性マジックが落ちる!」というファインバブルシャワーに興味を持ち始めたので自宅のシャワーヘッドを交換してみることにしました。シャワーヘッドを購入するにあたって、ファインバブルとはなんぞや?から始まり、シャワーだけで汚れが落ちるってホンマかいな?どういう原理よ?と次々に疑問が沸き起こってきたので私なりに調べてみました。ファインバブルという言葉になんとなく胡散臭さを感じていたのですが、調べてみた結果なんだか納得がいったのでマイクロバブルのシャワーヘッドを購入するに至りました。

私が購入したシャワーヘッドはマイクロバブルなのですが、テレビCMで言ってるファインバブルじゃないかい!と思う方もいるかもしれません。購入前に下調べしたら似たような紛らわしい言葉が色々と出てきたので購入を考えてる方の参考になればと思い、忘備録としてこのブログに書いていきたいと思います。

 

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泡(バブル)の大きさについて

まず驚いたのは、マイクロバブル、ナノバブル、ファインバブル、ウルトラファインバブルと実に多くの言葉がネット上に出ていること。ご存知でした? ○○バブルの多さにつまずきそうになりましたが、シャワーから出る泡の大きさによってバブルの名称が変わるのです。

ここからは、泡の直径が1mm以下の単位の話になり、マイクロメートル(μm)の世界になります。シャワーからマイクロの泡が吹き出てくるという驚きの技術が詰まった話です。

1μm(マイクロメートル)= 1ミクロン = 0.001mm(1/1000mm)
1mm=1000μm(マイクロメートル)

ISO(国際標準化機構)の規定で、100マイクロ以下の泡を「ファインバブル」と定義されていて、
更にファインバブルは2つの名称に分けられます。
●1~100マイクロの泡を「マイクロバブル」
●1マイクロ以下の泡を「ウルトラファインバブル」 と定義されています。

 

ネットで飛び交っているマイクロバブル、ナノバブル、ファインバブル、ウルトラファインバブルを分類すると、
マイクロバブル = ファインバブル
ウルトラファインバブル = ナノバブル ということになります。

 マイクロバブル   >  マイクロナノバブル   > ナノバブル
(ファインバブル)                  (ウルトラファインバブル)
0.001mm~0.1mm      0.001mm~0.0001mm     0.0001mm~0.000001mm
1~100マイクロ      1~0.1マイクロ      0.1~0.0001マイクロ
小数点以下が多すぎて驚愕の世界です。
まず、これを把握できないと各社が出しているマイクロバブルのシャワーヘッドの比較検討ができません。会社によって実に様々な言葉で説明しているのですが、各社それぞれ泡の大きさが違う上に、シャワーから出る泡の量も違います。

マイクロバブル(ファインバブル)

マイクロバブルとは、気泡の直径が0.001mm~0.1mmの超微細な気泡のことをいいます。

水中でマイクロバブルを発生させると、水圧により2~3分で徐々に縮小していき、さらに小さなマイクロナノバブルに変化します。マイクロバブルは普通の泡のように浮き上がって消滅するだけではなく、一部は水圧により押しつぶされてナノサイズの泡になりマイクロナノバブルとなります。

 

マイクロナノバブル

マイクロナノバブルの大きさは0.001mm~0.0001mm。
0.001mm=1マイクロなので、マイクロナノバブルの大きさは 1~0.1マイクロの泡になります。

マイクロバブルが水中で圧縮されてマイクロナノバブル化すると、普通のミリサイズ以上の気泡には見られない現象が起こります。ナノバブルの気泡はあまりにも小さいためすぐにはじけることがなく、水中に長く漂います。泡が水中に長く滞留するというのが特徴です。

1マイクロ=1000ナノ
1ナノ= 0.001マイクロ

 

ナノバブル(ウルトラファインバブル)

ナノバブルは上記のマイクロナノバブルより更に小さくて1000分の1サイズになります。
大きさは0.0001mm~0.0000001mm。(0.1~0.001マイクロの泡)

ここまで極めて小さすぎる泡なので通常は精密機械の洗浄などに使われていますが、ナノバブルの家庭用シャワーヘッドを出しているメーカーも出てきました。

 

泡と毛穴の大きさ比較

マイクロの単位で言われても素人にはピンときませんので、具体的な例で比較すると分かりやすくなります。

マイクロバブルの大きさ 0.1mm~0.001mm(1~100マイクロ)

一般的なシャワーの泡 約2ミリ(2000マイクロ)
日本人の髪の毛の太さ 約0.08ミリ(80マイクロ)
頭皮の毛穴 約100~300マイクロ(毛の太さによって異なる)
顔の毛穴の大きさは頭の毛穴の1/5と言われています(20~60マイクロ)
スギ花粉 0.02mm~0.04mm(20~40マイクロ)
黄砂 0.004mm(4マイクロ)
PM2.5 0.1~0.3マイクロ
インフルエンザウイルスの大きさ 約80~120ナノ

 

マイクロバブル(ファインバブル)の大きさがいかに小さいかに驚きますね!
マイクロバブルよりももっと小さいマイクロナノバブルやナノバブル(ウルトラファインバブル)がさらに存在するなんて開いた口が塞がりません。

 

マイクロバブルのシャワーの注目点は3つ

各メーカーが挙げているのは3つの特徴です。

優れた洗浄力
湯冷めしにくい保温力
お風呂上がりに乾燥しにくい保湿力

イイ効果が盛りだくさん!ということになります。

 

優れた洗浄力

通常のシャワーの泡は約2ミリ(2000マイクロ)ですから毛穴の中までは洗いきれず、シャワーだけでは毛穴の汚れまでなかなか落とせません。毛穴よりももっと小さいマイクロバブルだと毛穴やシワの汚れもかきだすというわけです。

マイクロバブルだと毛穴の中の汚れまで掃除できるというだけでなく、マイクロバブルは汚れを吸着する性質があるので、超微細な泡が毛穴の奥の老廃物などを吸着して取り除く上に、臭いの元もかき出して洗い流してくれるようです。まるで夢の美容器!

前述しましたが、マイクロバブルを水中で出すと、泡が水圧で圧縮されてマイクロナノサイズの気泡になります。この泡は小さすぎるため浮上速度が遅く、水中に長く滞留しながらゆっくりと上昇し、水中ではじけて水に溶けたりもします。気泡同士の合体も起こりにくい特徴もあるので、泡同士がくっついて大きな泡になりにくのです。マイクロバブルは通常のミリサイズの泡とは異なる特性があるため、マイクロバブルは水中でも汚れを吸着しやすいのだとか。

というのも、マイクロバブルが発生する過程で静電気が発生するのでマイナスの電位を持つ事がわかっています。汚れや垢がプラスの電位を持っているのでマイナスの電位のマイクロバブルが汚れを吸着するから高い洗浄効果を発揮するというわけです。

マイクロバブルが汚れを吸着する特性に着目した洗濯機もすでに大手メーカーから発売されていて、マイクロバブルが繊維の奥まで入り込んで汚れ浮かし出す仕組み。素晴らしい!このマイクロバブルの特性が本物なら次に洗濯機を買い換える時はマイクロバブル洗濯機にしたくなります。

 

湯冷めしにくい温浴効果

超微細な泡が毛穴の奥にまで入りこめるので泡の刺激(マッサージ)で身体が芯から温まるというのもマイクロバブルの嬉しい効果。

自宅のお風呂にお湯張りする時に、マイクロシャワーヘッドから浴槽の1/3程度のお湯を足すと、マイクロバブル風呂を自宅で楽しめるようです。マイクロバブル風呂に浸かることでさらに全身の汚れが落ちやすくなり、泡によるマッサージ効果もあるので体のポカポカ具合も上がってお風呂上がりに湯冷めしにくいというデーターが出ています。

 

保湿効果が上がる

超微細な泡が毛穴の奥にまで入り込んで毛穴の汚れを取り、さらに泡がほどよい刺激を肌に与えます。これがマッサージ効果となり、潤いのある肌につながるのだとか。

また、マイクロバブルを発生させた水はアルカリ化する事が分かっているのですが、詳しく解明されてないようです。アルカリ化した水は肌にやさしいと言われていますよね。

これが本当なら肌の毛細血管が刺激されて血流も良くなるから肌の表面温度も上がる。シワや毛穴の汚れまでかき出して血流も良くなると肌のキメが整いますし、肌がしっとりするのも納得できなくはないです。

 

メーカーの比較

さてさて、問題はどのメーカーのシャワーヘッドを買うか。これにつきます。

今やマイクロバブルのシャワーヘッドを出しているメーカーはたくさんあり、技術もメーカーによって様々なようです。自分なりに検討して私はオーラテックさんのピュアブルⅡというシャワーヘッドを購入してみました。(ちなみにテレビCMでよく見かけるのはサイエンスさんのミラブルというシャワーかと思います。)

マイクロバブルシャワーヘッドの比較

分かりやすく参考になったサイトがありました→こちらをどうぞ

マイクロバブルやナノバブルと謳っていてもメーカーによって技術に差があるようですので、あれこれ検討してみてください。正直、使ってみないと分からないです。メーカーによってはお試しで使えるようなので「お取り寄せして使ってみて返却」という一手間かけてから購入を検討するというのもアリかと思います。

返品可能を謳いながら使用してしまうと返却不可になる物もあるみたいなのでご注意を。

ちなみにですが、上記の動画に出てくるピュアブルⅡとサイエンスさんが出しているミラブルと名前が似ているので同一商品かと思って見ていたら、全くの別物でした(笑)

 

自宅シャワーの水圧を事前に確信しよう!

マイクロバブルを自宅で堪能するには、シャワー水圧が重要です。各社必要な推奨水圧を出しているので、その水圧を満たしてないとマイクロバブルを実感できなかったり、シャワーが弱くなったという失敗にもなるようです。なので面倒がらずに購入前にシャワーの水圧をチェックしておきましょう!

シャワー水圧の確認方法

自宅のシャワーヘッドをクルクルと回して外します。
ホースを上向きにしてお湯シャワーを出します。(水ではなくお湯で!)
お湯が吹き出てくるので、そのお湯柱が何㎝立つのかでおおよその見当がつきます。

吹き上げるお湯の高さが約12cm〜14cmであれば水圧が0.03Mpa〜0.035MPaらしいです。

 

シャワーヘッドは下の写真の赤い矢印の所をクルクル回せば外せます。

シャワーヘッドの交換

 

シャワーの水圧をチェックする方法や目安がオーラテックさんのHPに書いてあったので参考にしてみて下さい。

ちなみにサイエンスのミラブルはかなり水圧が高くないとダメかも。うちは古い賃貸マンションですが水柱が25cm立ちましたが、サイエンスのミラブルの必要水圧は満たされず断念。オーラテックさんのマイクロバブルだと使えそうな水圧でしたのでピュアブルⅡにしました。ピュアブルⅡの泡は20ミクロン(マイクロ)とのことで、上記した毛穴の大きさなどを考えると十分かなと思いまして。お値段も手頃だし。

 

水圧の調整

自宅のシャワーの水圧なんて調節したことがなかったのですが、簡単にできてしまいました。

下の写真はうちの浴槽カランですが、赤い四角の部分を触ったら水圧を調整できました。

お風呂シャワーの水圧調整水圧変更

 

写真の赤い矢印部分にマイナス(-)ドライバーを差してクルクル回すだけ。

お風呂シャワーの水圧調整変更の仕方方法

うちは左側がお湯の栓なので、左の赤矢印にドライバーを差してクルクル回して水圧を調整しました。もともとシャワーの出方は良かったのですが、せっかくマイクロバブルに変えたので水量を増しちゃいました。

 

マイクロバブルとナノバブルどっちがいい?

ナノバブルになるとめちゃくちゃ泡が小さくなるから美容や美顔を求めるならナノバブルが出るシャワーが良いのかな?どうなんだろうと迷いますよね。

オーラテックさんのHPによると、マイクロバブルとナノバブルではそれぞれ適した用途が違い、人やペットのシャワーに利用するのであればマイクロバブルが適していると書かれていました。ナノバブルは、極めて小さいゴミを浮上させるものなので精密機械などを洗うのに向いていて、皮膚や食器についた汚れをとるにはマイクロバブルが一番向いているようです。

人肌の汚れを落とすにはナノバブルだと小さすぎるため洗浄力が足りないというか弱いのかも。肌のアカをこそぎ取るにはマイクロバブルの大きさと汚れに対する吸引力がいいってことなのでしょうかね?ナノバブルシャワーだと髪の毛までサラサラになるというようなネット情報もあるのですが実際はどうなんでしょうね。使ってみないことには分からない。

今回は長いブログを書きましたが、バブル科学をどれほど信じるかですよね。果たして真実か否か。
とりあえず私はオーラテックさんのピュアブルⅡのシャワーヘッドが昨日届いたので、使ってみた感想は後日ブログに書きたいと思います。

 

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