関西【遅咲き桜の名所】
ピンクに染まるトンネルも見落としなく！

ミホミュージアムは滋賀県甲賀市信楽町にあり、人里離れた山の中にある美術館です。思っていた以上に奥深い山の中にぽつんとある美術館でした。桜の名所を巡る日帰りバスツアーにこの美術館のしだれ桜が入っていたので以前から気になっていた場所でした。開花情報をチェックしてちょうど満開の時期に行けたので桜の様子を紹介したいと思います。ここのしだれ桜は遅咲きなので京阪神間のソメイヨシノの見頃が終わった頃からここのしだれ桜が満開の時期に入ります。今年の桜も終わったな～と思っていてもまだお花見が楽しめますよ。

場所

住所：滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷３００

ブログ内に掲載しているGoogleマップは拡大・縮小できるので、指やマウスで画面を動かすと拡大・縮小できます。見たい大きさに調整してください。

地図で見ると琵琶湖の近くにあるように思えるのですが、なかなか奥深い山の中にあります。私は車で行ったのですが、ほんとにこんな所に美術館があるん？道間違ってない？と不安になったほどでしたが、到着してみると結構な人が来ていて、ミュージアムカフェなどは混雑していてランチできませんでした。

来館には事前予約が必要

桜の時期には多くの来館者が予想されるのでコロナ対策として入館予約をしている方が優先となるようです。MIHOミュージアムに行く際は予約をして行くと入館がスムーズになりそうです。

事前予約についてはこちらをご覧下さい。

駐車場

美術館の駐車場が何カ所かにあるので駐車台数は割とありそうですが、美術館に近い駐車場はおそらく満車になってしまうので、少し離れた駐車場に止めることになると思います。

私は平日の午前中に行ったのですが、離れた場所の駐車場にしか止められませんでした。
駐車場にも桜がいっぱい！駐車場はソメイヨシノでした。滋賀県だし山の中だからソメイヨシノも遅咲きなのかな？

離れた駐車場から美術館までちょっと歩くことになります。私が行ったときは無料の巡回バスが走っていたのですが、今はコロナ禍のためバスの利用は歩いての移動が困難な方が優先になるようです。

駐車場から入館受付（レセプション）までは歩いて５～１０分程度かかり、坂道でした。

開花時期・開花状況

ミホミュージアムの枝垂れ桜の開花は３月下旬から4月に入ったあたりのようです。
大阪、京都、神戸などの京阪神エリアのソメイヨシノが散った後に満開を迎えます。近年は３月下旬に一般的なソメイヨシノが満開になることが多いのですが、ミホミュージアムの枝垂れ桜は４月に見頃になります。

嬉しいことに、開花状況はホームページで確認できますし、過去の開花記録も載っています。
ミホミュージアムによる開花状況はこちら

枝垂れ桜の景色

ミホミュージアムはとっても敷地が広大なんです。駐車場からまずはレセプション（入館受付）の建物に行き、レセプションから美術館本館までまた歩きます。

レセプションから本館に行く道が枝垂れ桜の見どころになっていて、枝垂れ桜が目に入るやいなやかなりテンションが上がっちゃいました。早く桜を見たくて思わず小走りになってしまいました。

私が行った日は薄曇りたっだので、晴れた日だと桜がもっと映えると思います。

さて、ここから桃源郷ロードが始まります。

いや～、とっても素晴らしい景観でした。ソメイヨシノよりも花のピンク色が濃く、ピンクの色合いが木々によって微妙に違うのでその濃淡具合がまたいいんです。

枝垂れ桜は八重咲きなので満開になるとボリューム満点。

道は緩やかな上り坂になっていて、枝垂れ桜ゾーンの終わりにトンネルがありました。

桃源郷の夢見心地から急に近未来的な巨大なトンネルが目の前に現れます。

トンネルの中は銀世界。桃源郷から宇宙空間に飛ばされた～って感じ。

でもね、後ろを振り返ると・・・・

ハッと息をのむような光景が広がっていました！

トンネルのもうちょっと奥から振り返ると、トンネルの銀の壁に桜が反射して美しい・・・
トンネルが桜色に染まっている。

なんとも粋な演出というか設計です。ここは美術館ですが、桜が満開の時期に来ると桃源郷のような景色まで堪能できてしまいます。

では、桜を満喫して美術館の本館を目指します。トンネルの出口がまたカッコイイ。

↓外からみるとこんな感じでした

やっと美術館に到着。正面玄関はなんだかシンプルな建物なのですが、一歩中に入るとまた虚を突くような景色が広がっていました。

私の写真の撮り方がイマイチですが、美術館のフロントは全面ガラス張りで、天井もガラスだし壁面も横長にガラス張りになっているので山並みの景色が一望できました。

この美術館を設計した方は光りの取り入れ方がとても素晴らしいと思ったら、パリのルーブル美術館ガラスのピラミッドを設計したI・M・ペイ氏でした！

美術館の展示品は絵画というより博物館的なコレクションに近い感じでした。個人の方が収集された物を展示してあり、個人美術館でした。

ミホミュージアムが余りにも広大な敷地で造園や建築もかなり凝っているので、どこが美術館の運営をしているのか気になってしまい受付の方に聞いてみました。どうやら宗教関係らしいです。知らずに来てしまいましたが勧誘などは一切なかったですし、特定の宗教めいた展示物もなかったように思います。しいていえば、美術館のエントランスから山の景色が見渡せるのですが、山の中に建物が一つあって多分それがそれ関係の建物なのかなと思いました。

ミホミュージアムの基本情報などはホームページに載ってるので見てみて下さい。